それって排卵日の症状かも?排卵日に起こり易い症状と原因・対策徹底解説!

あなたは月経中でもなく月経前でもない時期に、月経時に起こる症状と似た症状で悩まされた事はありませんか?
月経時や月経前に起こる様々な症状は多くの皆さんが経験があって、例え経験がない方でもどんなものかご存知の方が多いかと思います。しかし、それとは異なるタイミングで似た様な症状が起こる事があるのです。
実は私自身がこの“月経中でも月経前でも無い時期に起こる症状”に毎月酷く悩まされました。初めは単なる一時的な体調不良だと思っていましたが、ある時「毎月同じようなタイミングで起こっている」と気づいたのです。20代中頃の事でした。しかも、その症状は徐々に酷くなってきている気がしていました。それからその症状が起こった日をチェックし始め、それが排卵日に起こっている症状だと分かったのです。
ここでは、私の経験も踏まえ、排卵日と排卵日の症状、対策などについてお話ししていきたいと思います。排卵日の症状に悩まされている方、妊娠目的で排卵日の事を知りたい方にも参考にしていただけると幸いです。

●排卵日とは?

排卵とは、卵巣から乱視が排出される現象の事で、その現象が起こる日を排卵日と言います。複数の卵子を排出する動物もいますが、人間の場合一度の排卵で排出される卵子は一つです。
排卵日は個人の月経周期により異なりますが、月経周期が28日の場合、次の月経開始日の約14日前に起こるとされます。(オギノ式計算法)
但し、生理不順の方は一定しませんし、普段規則正しい人でも体調変化により変動があるので、この数字はあくまで参考です。妊娠目的で正確な排卵日を知りたい方は、基礎体温表をつけるなどして、ご自身の正確な排卵日をチェックするようにして下さい。

基礎体温表の作成方法!グラフから妊娠の可能性や排卵日を知ろう♡ [ママリ]

引用: http://mamari.jp/948

タイミング法の注意点は?基礎体温でとる効果的な妊娠のタイミング | こだからひろば

引用: https://excefk.com/04_hairanbi/koukateki/

●排卵日に起こり易い症状

1.排卵痛(下腹部の痛み)

排卵痛とは排卵日前後起こる腹痛の事で、下腹部全体が痛む場合もあれば、左右の卵巣どちらかだけに痛みが起こる場合もあります。下腹部の張りや腰痛を起こす事もあります。痛みの程度も色々あり、チクチク痛む程度から、どんよりとした鈍痛を感じるもの、場合によっては動けなくなるほどの激痛を伴うケースもあります。
私の場合、下腹部の軽い痛みが前兆として起こり、ピーク時は数時間~半日に及ぶ激痛で立てないどころか、座ろうが寝ようがどんな姿勢になっても全く楽にならないという状態に毎月襲われました。後にこの酷い排卵痛の原因が判明するのですが、そちらについては別に後述したいと思います。
排卵痛の原因は以下の通りです。

黄体による卵巣の腫れ

排卵後、卵巣の中に黄体というものが残り、卵巣が腫れた状態になります。これにより腹膜が刺激され、お腹が張ったり、腹痛を生じたりします。

排卵による卵巣からの出血

前述したように、排卵では卵子が卵巣を突き破って排出されます。これにより、あ卵巣の壁に傷がつき、その際に出血を起こす場合があります。この出血の量が多いと強い腹痛を生じる事があります。

女性ホルモンの影響

排卵時、受精卵を育てるため卵巣から大量の黄体ホルモンが出始めます。この影響により腸の動きが悪くなり、腹痛を起こしやすくなると言われています。

2.排卵出血

卵胞から卵子が飛び出す際に起こる出血を排卵出血といいます。生理が終わって2週間前後辺りで出血が起こった場合、排卵出血の可能性があります。排卵出血は排卵に伴って起こる生理現象ですので、心配する必要はありません。ただし、排卵出血の出血量は少なく、期間も長くて3日位です。量が多い場合や出血が長引く場合は他の原因による不正出血の可能性がありますので、注意してください。
原因としては
卵子が排出される際卵巣の表面が破れ出血する
排卵が近づく事でホルモンバランスが崩れ、子宮内膜の一部が剥がれ出血する
という2つが考えられています。

3.強い眠気

排卵日前後には「黄体ホルモン」が活発に分泌され始めます。この黄体ホルモンは眠気を引き起こす作用があるため、強い眠気に襲われる人がいます。普段、昼間に眠気を感じず、夜はしっかり睡眠をとれてる人でもこの時期だけは一日中眠気が抜けなかったり、全身にだるさを感じる事があります。
仕事をしている女性にとっては下手すると痛みより辛い症状になります。かくいう私も排卵痛と共にこれには酷く悩まされました。痛みと違いお薬で抑える事ができませんし、病的とも言える眠気をどうやっても制御できず、ふとした瞬間に意識が飛んで居眠りしてしまっていて、「仕事が思うように進まない」「上司から不真面目だと思われたらどうしよう」と精神的に追い込まれます。出歩いている際や人と話している際にもボーっとしてしまい色んな事が頭から抜けがちになります。

4.頭痛、その他

排卵日前後の頭痛を起こす人も多いです。原因ははっきりしていませんが、女性ホルモンの分泌量の変動により脳内物質のセロトニンが減り、その影響で血管拡張が起こり、頭痛を引き起こすのではないかと考えられています。
また、他にもめまいや吐き気、下痢、便秘等が起こる人も居ます。これは、排卵日前後にも黄体ホルモンの分泌などによりホルモンバランスが崩れ、月経前症候群(PMS)のような症状が引き起こされるためだと言われています。

●排卵日に起こる症状への対策

排卵日に現れる諸症状は、ホルモンの切り替わりにより引き起こされています。急激な変化に身体がついていけていけず、どこかに負担がかかっているということです。特に血流が滞った状態だと排卵日の症状が出やすいといわれていますので、以下のような血行を良くする対策が効果的です。

1.身体を温める

冷えによる血行不良は様々な不調の原因になると言われていますが、排卵時の症状もそのうちの一つに入り、特に下半身が冷えている場合は排卵痛などが起こり易い傾向にあると言われていますので、身体を温める事で症状の緩和が期待できます。
方法としては、普段から以下のような事を行うよう意識するのが大切です。
①入浴をする…シャワーなどで済まさず、湯船につかるようにする。
②下腹部を直接温める…腹巻をする。お腹や腰にカイロを貼る。
③食事に気を付ける…根菜など身体を温める食材を摂る。冷たい飲食を避ける。カフェインを控える
身体を温める事は、生理痛やPMSの症状緩和にも繋がりますので、季節に関わらず、日ごろから身体を冷やさないよう心がけると良いでしょう。

2.適度な運動を心がける

運動により骨盤付近の血行促進させます。ウォーキングやストレッチでも効果が期待できますので、しっかりとした運動をする時間が取れない方も、まずはそこから試してみましょう。
ヨガなどは血行促進に加え精神を安定させる効果があります。精神をリラックスさせる事も排卵日の諸症状の緩和に効果があるため、ヨガは効果的かもしれません。

3.マッサージを行う

下半身のリンパマッサージ、冷えを改善するツボ押しなどが下半身の血行促進に効果的です。入浴後など、身体が温まっている間に足の先から足の付け根にかけて、滞った老廃物を流していくようにマッサージを行います。足や足の裏には冷えに効果的なツボがいくつかありますので、そこも刺激すると良いです。

●排卵日の症状に対する治療

1.受診する目安

排卵は女性が赤ちゃんを産むために必要な仕組みですし、排卵による諸症状も病気ではありませんので、その症状が排卵によるものだと確認できても、軽い腹痛や出血、お腹の張り程度なら治療の必要はありません。毎月痛み止めが必要な位の酷い腹痛が起こる、症状が3日以上続くなど、仕事や日常生活に影響する程度のものであれば、迷わず受診しましょう。

2.基礎体温表をつけましょう

排卵日に起こる症状が酷い場合は治療も検討しますが、まずはその症状が本当に排卵によって引き起こされているものなのかを確かめるため基礎体温表を付けます。私の場合もそうでしたが、「毎月次の月経開始予定日から14日前後に起こるから排卵痛だ」と思って病院を受診しても、「まずは基礎体温表を付けてきてください」と言われるケースがほとんどです。基礎体温表をつける以外にも、排卵検査薬を使用するなど排卵日を知る方法はいくつかはありますが、毎月のコスパを考えてもまずは基礎体温表を付けるのが一番いいかと思います。

3.治療法について

排卵日の症状の治療と言っても、排卵自体は病気ではありませんので、痛みへの対症療法で痛み止めを飲むか、低用量ピルにより排卵を止めるという方法がとられます。後者は他の病気の可能性を洗い出すためでもあり、排卵を止める事で諸症状が改善するのかを確認するという目的もあります。
ピルと聞くと、妊娠を望まれている方には抵抗があるかもしれませんが、排卵日の症状が酷い場合、排卵日のタイミングに合わせて性行為を行う事も辛くなりますし、ホルモンバランスが崩れているのが原因で諸症状が強く出ている場合は、そもそも妊娠をしにくい状態になっている可能性があります。その場合、まずは低用量ピルなどでホルモンバランスを整え、排卵日の諸症状を緩和し、妊娠の確率を上げるという事も期待できます。いずれにせよ、まずはきちんとお医者さんに相談してみる事が大切です。

4.こんな場合は早めに病院へ!

いつもは軽い腹痛なのに、立ち上がれないほどの強い腹痛が起こったりした場合には「まずは基礎体温を…」など考えず、早めに受診して下さい。卵巣出血や黄体出血の可能性が考えられます。私も一度卵巣出血を起こしましたが、私の場合は毎月酷い排卵痛が起こっていたため「今回もそうだろう」と思い、逆に受診が遅れるという事態に陥りました。様子が違うと感じたのは、いつもは数時間から半日の痛みが2日以上続いた事、お腹の張りが徐々に増してきた事、最終的に吐き気などの症状も出てきた事がきっかけで救急病院に行く事になりました。卵巣出血はその量が多い場合には命の危険もあります。普段から痛みが強い方も、いつもと痛みの種類が違う、痛み止めが効かない、痛みが何日も長引くといった場合は気を付けてください。

●排卵日の症状が酷い方、徐々に酷くなっている方へ

排卵日の症状だけに限らず、生理痛やPMSも含め、症状が酷い方や年々と症状が重くなっている方は、子宮内膜症や子宮筋腫などの別の病気が潜んでいる場合があります。
「元から重い方だから」「歳や仕事のせいで重くなったのだろう」と自分で判断したりせず、早めに婦人科に受診する事をお勧めします。何故ならこれらの病気は月日を経る毎に悪化していく可能性が高く、不妊症の原因になったり、重度になると子宮摘出などの治療法しかなくなるからです。また、早い段階で自覚したとしても、自分に合う病院に巡り合う事ができず、対応が遅くなってしまう場合があります。
私の場合、20代中頃に気付きすぐに病院を受診しましたが、最初の病院では「病気じゃないから酷い時は痛み止めを飲んで我慢しなさい」と言われ診察が終わりました。次に受診したのは数年後、痛み止めを飲んでも効かない位の排卵痛に襲われるようになり、他の病院を受診しました。ただ、あまりに酷い痛みで痛み止めが効かないと訴えても「痛み止めが嫌ならピルしかないですね」という反応で、妊娠したい場合はどうしたらいいのかという問いにも「その時は止めればいい」という回答をされ、あまり納得できないながらもひとまず低用量ピルを服用する事になりました。それで症状は抑えられたものの、1年後に結婚し、妊娠希望のためにピルを辞め、またこの苦しみと戦う事になりました。その際に再度相談してもまた同じような反応をされ、その不満からその病院に行くのをやめました。それからあまり間を空けず卵巣出血を起こし、救急病院で処置を受けた後に行った病院が運命の出会いとなりました。私は単に排卵痛が酷かった訳ではなく、子宮内膜症を患っていて、その影響で年々月経痛やPMS、排卵日の諸症状が重くなっていっていたと判明したのです。更にその際、チョコレート嚢胞という子宮内膜症の一種も見つかりました。おそらく、卵巣出血も子宮内膜症が影響していたのだろうという事でした。そこで数年間治療と定期健診と受け、希望していた子供も不妊治療を受ける事なく授かる事ができました。
この経験から、私のように「痛み止めを飲んで我慢して下さい」と言われ、我慢している人も少なからずいるのではないかと思っています。もちろん、私は専門家ではありませんので、まずはお医者さんの意見をきちんと聞いて欲しいです。でも、結論として思ったのは「毎月長年我慢するような身体の状態はおかしい」という事です。お医者さんと言えど、自分が経験してる痛みは味わっていないのですから、苦しい事は声に出して訴えていいと思いますし、その声に耳を傾けてくれるようなお医者さんに出会えるのがベストだと思います。生理痛などの症状が元から重い人は我慢する事に慣れています。私もそうでした。でもどうかこれを機に、仕方のないものと我慢するのはやめて、まずは婦人科を受診してみて下さい。

●まとめ

排卵日前後の諸症状が辛い方、一人で悩んでいませんか?排卵日前後の症状が酷いのに加え、生理痛やPMSも酷い場合、まともな体調の日がひと月に一週間とない事になります。私が正にそうでした。排卵前後の症状は全く起こらない人も多く、同じ女性にも理解してもらえない事が多いので、精神的にも孤独です。また、男性が多い職場の場合、女性の理解も薄いこの症状を訴える事すらできず、人知れず苦しむ事もあるでしょう。
私は、男性:女性が9:1という男性の多い職場で働いていましたが、女性特有の悩みや症状については寛容で、理解を示してくれる上司が多く、その点では本当に恵まれていました。ピルの服用時もきちんと上司に話した上で、初期に起こる副作用などの事も理解してもらいましたし、子宮内膜症が判明した際にも病気についてきちんと話し理解してもらう事ができました。しかし、私の場合は一番の問題はそこよりも「罪悪感」や「プレッシャー」でした。酷い痛みにより急なお休みを貰う事もしばしばで、排卵日前後に出る強い眠気のせいでまともに仕事をできない事が悔しくて、上司や周りが理解を示してくれてる事に対し恩返しができていないような感覚に陥り、自分を責めるような状態になりました。最終的には夫とも相談し、一旦仕事を辞め、妊活の期間をとる事にしました。会社からは休職にしたらという提案をいただきましたが、性格上「早く妊娠して仕事復帰しなければ」という意識に捕らわれてしまうだろうという判断から退職を選んだのです。ありがたい事に、いつでも復職して欲しいと言って貰え、会社のイベントにも未だに呼んでもらったりしています。
長くなってしまいましたが、排卵日前後の症状で苦しんでいる方は、まず一人で抱えないようにして下さい。これを読んで、「私だけじゃない」と知ってもらえるだけでも嬉しいです。そして、自分に合う病院を探して下さい。私の場合、気恥ずかしさから“女医さんに診てもらえるところ”を条件に探していましたが、最終的に出会って通い続けているのは男性医師の病院です。自分が“こうしたい”という要望に合わせ、対処法を提案してくれる先生が必ずいます。
現状排卵日の症状がそこまで酷くない方でも、定期的な検診を目的に婦人科へ行く事をお勧めします。病院は何か症状が無いと行きにくいものですが、「予防」というのも病院へ行く立派な動機です。女性特有の病気は、早めに意識しておく事で予防したり進行を抑えたりできるものが多いです。ここであげた子宮内膜症もそのひとつです。ただのPMSだから、排卵痛だからと自己判断で済まさず、まずは気軽な相談として婦人科へ行ってみましょう。

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