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つわりの点滴のタイミングと目安 どんな効果があるの?

つわりで点滴するって本当?

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引用:http://www.cosmopolitan.com.au/health-lifestyle/lifestyle/2014/2/youre-so-vein/

つわりを経験する妊婦さんの割合は、全体の約50〜80パーセントと言われています。多くの妊婦さんがこの辛い道のりを経験されていることになります。

つわりは病気じゃないから大丈夫!と無理をしてしまう妊婦さんも多いようですが、食事や水分を受けつけられないほどのつわり症状がある場合には、我慢をせずに早めに病院を受診するようにしましょう。

つわりが重症化すると妊娠悪阻(にんしんおそ)という病気に診断されることもあるのです。

また、診断の結果次第では栄養不足や脱水症状を回避するために、点滴の処置を行うことがあります。

点滴のタイミング

以下のような症状が現れたら、点滴をすることがあります。
早めにかかりつけの産科を受診しましょう。

  • 食べ物を頻繁に嘔吐してしまい受け付けない
  • 水分補給が困難である
  • 3〜5kg以上体重が減った
  • トイレの回数が急激に減った
  • 日常生活に支障をきたす

食べたものを吐いてしまったり、水分さえも摂取できない状態でいると栄養不足や脱水症状を起こしている可能性が考えられます。母体に栄養が行き届かないことも不安ですよね。そこで行われる処置の1つが点滴なのです。

点滴の内容

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引用:http://confluencewellness.com/services/functional-medicinenutrition/

点滴の処置は、栄養補給と水分補給をすることが最大の目的とされています。

また、嘔吐してしまうようなつわり症状が続く場合は、吐き気止めに効果のある成分が含まれる場合もあります。

栄養補給・水分補給の効果

栄養不足を補ったり、脱水症状を回復させるため、点滴には水分やブドウ糖、ビタミンなどの成分が含まれます。

ビタミン剤を含む点滴は、独特なにおいを伴うこともあるので、香りに敏感になっている妊婦さんは吐き気を催すこともあるようです。
しかし、何も飲食ができない状態でいることの方が危険です。
栄養が身体に浸透されていくので、母体と胎児への影響を考えても必要な処置になるでしょう。

では、どんな成分で栄養と水分を補うのでしょうか?
点滴に含まれる代表的な成分をご紹介します。

<生理食塩水>
体内への吸収がされやすく、嘔吐による脱水補正を目的に投与されます。

<電解質液>
脱水症状を和らげてくれる効果が期待できます。

<ブドウ糖>
栄養素を補充する働きがあります。

<ビタミンB群>
嘔吐を繰り返すことでビタミンB群は不足していきます。
つわり緩和のために有効的なビタミンB6が含まれます。

吐き気止め効果

繰り返し嘔吐の症状がある場合には、プリンペランと呼ばれる吐き気止めが点滴に含まれることがあります。

<プリンペランの働き>
プリンペランは、古くから利用されているもので、胎児への危険性が低いことから妊娠中に使用されるケースが多いようです。
胃腸の働きを活発にし、嘔吐や胸焼け、食欲不振を解消してくれる効果があります。
ただし、治療上有効性が危険性を上回ると判断された場合に使用されますので、医師の判断に従いましょう。

点滴の副作用は?

点滴処置において気になるのが副作用についてですよね。
基本的には、栄養と水分を補給するための成分においては、副作用はあまり報告されていません。

吐き気止めとして用いられるプリンペランに関しては、腹痛・下痢・眩暈・眠気・焦燥感などの副作用を伴う場合があります。
持病やアレルギーのある場合には予め、医師に相談してみましょう。

点滴で得られる効果

点滴をすることで栄養が直接体内に行き届くため、身体が楽になっていきます。

1回の点滴で効果が持続的に現れる人もいれば、帰り道の時点で症状が元に戻ってしまったというケースもあります。

このように、効果には個人差がありますが、点滴後に身体が楽になったという意見は多いです。何もしないよりは回復が早まる傾向にあります。

点滴ですっきり気分爽快になるということはありませんが、少しでも体内に栄養や水分を送り、症状を和らげる手段の1つとして認識しておきましょう。

点滴にかかる時間と費用

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引用:http://www.colipera.com/halfway-to-70/

所要時間

点滴にかかる所要時間は注入する量や落とす速度によって異なります。

例えば、通院して1本あたり500mlの点滴を打つということであれば、約1時間半〜2時間程度の時間を要します。

重症妊娠悪阻と診断された場合には、入院となり24時間×数日間の点滴が続く場合もあります。

費用について

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引用:http://www.questcma.co.uk/accountancy/

また、点滴にかかる費用についてはつわり症状の度合いで異なります。
一般的なつわり症状で点滴処置を受けた場合、病気ではありませんので健康保険の適用がされず、全額自己負担となります。

しかし、妊娠悪阻(にんしんおそ)と診断が下された上での点滴処置は、病気と判断されるために健康保険の適用がされます。

 

こんなときは点滴してもらえる?

つわりの多くは妊娠初期段階に訪れます。
妊娠が分かったばかりで、まだ仕事を続けている方も多いでしょう。
そんな中、会議や打ち合わせなどで、今日だけでもなんとか乗り切りたいということがあるかもしれません。
つわり期間中、症状が重く出てしまう日には、しっかりと休むことができればそれが一番です。
しかし、なかなかそうもいかないという状況に置かれてしまう場合は、病院を受診し点滴の処置について相談してみると良いでしょう。

執筆完了 つわりは夜が一番辛い? 〜眠れない時に対策したい11のポイント〜

つわりが辛くなる時間帯

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引用:http://www.parentchildclub.com/?cat=9

つわりには個人差があるため起こりうる症状もさまざまですが、自律神経の乱れや1日の疲れなどから、特に夕方から夜にかけての時間帯に強く出てしまう傾向があるようです。

 

先輩ママの経験談によると、夕食後に気分を悪くしてしまい、そのまま横になっても症状がおさまらないといったケースはよくあるようです。

しばらくの間、横になって緩和されるようであれば良いのですが、眠れないほどの苦しさが続いてしまうこともあります。すると、寝不足を引き起こしたり、翌日の予定に影響を及ぼすこともありますよね。

 

ここでは、眠れないほどのつわりパターンとその対策をご紹介していきます。

つわりで眠れないときの対策

嘔吐を繰り返してしまうつわりはとても辛いですが、ずっと気持ち悪いままが続くこともやはり精神的にも肉体的にもストレスを感じて苦痛ですよね。
では、寝る前の気持ち悪さはどのように乗り越えていったら良いのでしょうか。

対策1 お風呂に入って気分転換

Portrait of young woman relaxing in bathtub
Portrait of young woman relaxing in bathtub

引用:https://www.amoils.com/health-blog/enjoy-the-ultimate-luxury-bath-time-with-essential-oils-and-other-good-stuff/

身体に怠さなどを感じない状態であれば、思い切ってお風呂に入ってみることも選択肢にいれてみましょう。湯船に入らなくともシャワーを浴びるだけで気分転換となり、つわりが和らぐこともあります。
また、身体が温まることで眠りにも入りやすくなるでしょう。

対策2 抱き枕を使ったシムズの体位

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引用:http://sharonmuza.com/resources/miles-circuit-positioning-baby/

「シムズ体位」という体勢をご存知でしょうか?
これは、19世紀にアメリカの婦人科医J・マリオン・シムズが提唱した姿勢で、患者の直腸検査や治療の際に気道確保として用いられていました。
気持ちが落ち着く安らぎのポーズで、つわりが軽減されることから、多くの妊婦さんから支持されている体勢です。
また、妊娠後期は腰痛を伴うため痛みの緩和や、お腹の張りの軽減、血流改善もされるのでむくみ解消にも効果的です。

シムズ体位のPOINT

    • 1,左側が下になるように横向きに寝ます
    • 2,左足はまっすぐに伸ばし、右足は膝を曲げて布団や抱き枕の上に乗せます

(左足と右足で布団や抱き枕を挟むイメージ)

  • 3,上半身はややうつ伏せに気味で横たわります

手の位置は左手を背中側へ右手を前方へというパターンが多いですが、自分に合った楽な位置を見つけましょう。お腹は圧迫されない位置に調整して、ふかふかなクッションなどで支えてあげましょう。
※抱き枕を使うとより安定した体勢がとれます

対策3 飲み物や軽食を摂取

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引用:https://www.pakutaso.com/20120834234post-1842.html

就寝前、少しの空腹感からでもつわりを引き起こしてしまうこともあります。
枕元には飴やガム、グミなど簡単に食べられるものを置いておくと良いでしょう。
スープやさっぱり系のドリンクなどで水分摂取することも効果的です。

対策4 歯磨きをする

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引用:http://www.checkdent.com/dental-blog/tips-to-keep-a-clean-toothbrush.html?lang=en

胃がムカムカしたり、なんとなく気持ち悪いなぁと感じて寝付けないときは、気分転換の1つとして、歯磨きをしてみてはいかがでしょうか。口の中がさっぱりしてつわりが緩和されることもあります。
つわり中の歯磨きは、吐き気を誘うケースもあるため気が重たいと話す妊婦さんも多いです。その場合は、歯磨き粉を変えて試してみたり、歯間ブラシなどを利用するなどの工夫をしてみると良いかもしれません。
また、妊娠中は食事の回数が増えたり、唾液の性質に変化があり、虫歯になりやすいので、口内環境を清潔に保っておく必要があります。

対策5 締めつけのない服装で休む

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引用:http://www.sorellaorganics.com.au/product/maternity-sleepwear-and-loungewear/nursing-nightie-feather-grey-2/

下着や腹帯などの締めつけがあると、胃が圧迫されたり、身体が窮屈な状態になってしまいます。そこでつわりが悪化してしまうことも考えられます。
就寝時には、引き締め感のないゆったりしたルームウエアや下着を着用するように心がけましょう。

対策6 日中に無理をしない

Pregnant woman practicing yoga in studio
Pregnant woman practicing yoga in studio

引用:http://www.huffingtonpost.com/2013/06/13/prenatal-yoga-pose-tutorials_n_3430850.html

1日の疲れがやってくるのは夜間です。
妊娠中は特に疲労感がでやすいため、無理なスケージュールは避けて日中の過ごし方を見直してみましょう。夜に眠れない場合は昼間のうちに睡眠をとっておくことも大切です。

対策7 ツボ押し

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引用:https://www.stonebridge.uk.com/course/shiatsu

ツボ押しでつわりが軽減されたという声もあります。
自宅でも手軽にできるので、試してみましょう。
自分自身で指圧しても良いですし、パートナーに押してもらうのも良いでしょう。

つわりに効果的なツボをご紹介

1,つわりのだるさを緩和させてくれるツボ天柱(てんちゅう)

<ツボの位置>
首の後ろ側で髪の毛の生え際周辺にある首の骨の両脇に太い2本の筋がありその外側に存在します

<押し方>
親指の腹で円を描くようにゆっくり押していきます
また、親指以外の4本の指で頭部を支え、顎を持ち上げるようにしながら、親指で気持ち良い程度に指圧してください

吐き気を軽減させるツボ内関(ないかん)

<ツボの位置>
手首を曲げたときにできるシワから、肘に向けて指三本分下の位置
手首にできる縦筋2本の間に存在します

<押し方>
肘側から二本の縦筋の間に指先を押し込むように刺激します

胃もたれや胃のむかつきを抑えるツボ足の三里(あしのさんり)

<ツボの位置>
膝の外側でお皿の下指4本分下がったくぼんでいる位置に存在します

<押し方>
中指や親指で骨を外側から指圧するイメージ

対策8 アロマでリラックス

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引用:http://www.naturallivingideas.com/lemon-essential-oil-uses/

つわり期の妊婦さんにおすすめしたいアロマオイルの代表は、柑橘系です。
レモン・グレープフルーツ・ベルガモットなどフレッシュ系の香りは、精神的にも肉体的にも緊張感を解き安らぐことができます。
夜寝る前のリラックスタイムとして取り入れてみてはいかがでしょうか?

アロマオイルを使用する際の注意点

  • 芳香浴のみでアロマを楽しみましょう
  • 使用は気分転換時のみにとどめて、長時間の使用は控えましょう
  • 妊娠中に使用してはいけないとされるアロマも存在しますので 選ぶ際には専門家へ尋ねるようにしましょう

対策9 室内の空気の入れ替え・深呼吸する

ストレスはつわりを悪化させてしまいます。呼吸が浅くなることで身体の循環機能も低下してしまいます。
ゆっくりと大きな深呼吸を心がけてみましょう。
また、外からの新鮮な空気を取り入れてみましょう。

対策10 お腹をさすってみる(さすってもらう)

不思議なことにお腹に手を当ててみるだけで、つわりが少し緩和されることもあります。赤ちゃんの存在を感じると優しい気持ちになりますよね。
また、パートナーに手を当ててもらうだけで落ち着くことができて、気持ちも楽になることでしょう。

対策11 医師へ相談する

Doctor examining pregnant womans belly

引用:http://time.com/4318462/international-day-of-the-midwife/

つわりは、なかなか自分でのコントロールがきかないものです。
時期によってはつわりを和らげてくれる薬を処方してもらえることがあります。
我慢をせずに通院中の医師に相談してみましょう。

快適なマタニティライフを

Charming pregnant woman stretching in bed
Charming pregnant woman stretching in bed

引用:http://www.motherandbaby.co.uk/pregnancy-and-birth/pregnancy/help-with-morning-sickness

つわりの症状が様々あれば、緩和できる対策も様々です。
この方法を真似すれば、絶対に症状が落ち着くということではありません。
少しでも良い睡眠にたどり着けるように、自分のつわりパターンを知って、見合った対処法をみつけてみましょう。

つわりの期間はいつからいつまで?ピークはいつ頃?

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© 2016 Pixabay

ドラマのヒロインが、突然の吐き気におそわれ洗面所へ駆け込む…。おめでたが判明する場面でよくある演出ですね。現実にあるとしたら、あれはいつ頃のことなのでしょう?

つわりはいつから始まるの?

妊娠初期にみられるつわりは、早い人で妊娠5週め頃から始まるといわれています。妊娠○週目というのは最後の生理がはじまった日から数えますので、28日周期を例にすれば、予定日に生理がこない時点で妊娠4週目ということになります。排卵日前後に性交渉をもってからまだ3週間ほど。計画的に妊活をしていたのでなければ、つわりがきて初めて気づく…というあのシーンも十分あり得るわけです。

一方で、妊娠8ヵ月を過ぎた頃から妊娠後期のつわりがはじまる人もいます。これはおなかの赤ちゃんが大きくなることで、胃や腸が圧迫されることで起こります。

つわりはどうして起こる?

妊娠初期に起きるつわりの原因は、諸説あるもののいまだに特定はされていません。遺伝、体質、環境、生活習慣、栄養状態、そしてその組み合わせ…と個人差が大きいうえ、実際の妊婦さんをつかってさまざまな実験を行うのは道義上難しいということもあります。
妊娠初期のつわりの原因として、現在有力な説には

  • 妊娠初期に分泌されるhCG(ヒト絨毛ゴナドトロピン)というホルモンが嘔吐中枢を刺激する
  • 身体が赤ちゃんを異物としてとらえてしまい、拒絶反応が起きる
  • ホルモンバランスの急激な変化で自律神経(交感神経/副交感神経)が失調状態になる

などがあります。

この時期体内で起きていること

卵管で受精した受精卵はおよそ1週間かけて子宮にたどり着きます。着床して約2週間という短い期間にもかかわらず、お母さんと赤ちゃんは絨毛という器官でしっかりとつながり、間もなく赤ちゃんの心臓が動き出そうとしています。

着床が完了すると、赤ちゃんの細胞からhCG(ヒト絨毛ゴナドトロピン)というホルモンが分泌されはじめます。妊娠判定薬は、尿中のこのホルモンが一定量以 上になると「陽性」を示すしくみになっています。同時に、このホルモンが高値になると胃の不快感や嘔吐をもたらすので、つわりが起こるともいわれています。

妊娠5週頃の赤ちゃんの大きさは2〜5ミリほど、重さは2g前後。すでに頭になる部分と胴になる部分に分かれ、心臓だけでなく脳や脊髄、神経のもとが作られはじめています。

平常時の子宮はニワトリの卵ほどですが、この時期にはひとまわり大きく、レモンくらいの大きさになっています。ただしおなかがふくらみはじめるのは、まだ一ヵ月以上先のこと。つわりが軽いひとであれば、妊娠に気づいていない可能性もあるでしょう。

つわりって病気なの?

つわりそのものは妊娠経験者の70〜80%が経験する生理現象であって、病気とはいえません。ただし、何日も吐き続け水分や栄養が十分取れないほどになると「妊娠悪阻(にんしんおそ)」という病名がつき、治療の対象になります。点滴で水分や栄養を補う治療などが行われます。

妊娠初期は、赤ちゃんの発達に薬が影響するおそれがあるため、自己判断で市販の胃腸薬を飲むことはやめましょう。

妊娠後期のつわりのほうが飲める薬も増えますが、いずれの場合も医療機関を受診し、処方されたものを服用することをおすすめします。

つわりのピークはいつ?

個人差はあるものの、おおよそ妊娠8〜10週め、月数にして妊娠3ヵ月頃といわれています。

この時期体内で起きていること

8週目には赤ちゃんの頭、胴体、手足といった基本的な形はすでにできていて、内臓や骨格の発達が進んでいきます。わずか3週間ほどの間に大きさは15ミリ程度から50ミリほどへと急成長。10週目には超音波でも赤ちゃんの手足がはっきり見えるようになるでしょう。子宮もオレンジ大〜グレープフルーツ大とさらに大きくなり、羊水も増えていきます。

赤ちゃんとママを繋ぐ中継基地となる胎盤も作られていますが、まだ完成はしていません。それまで赤ちゃんに栄養を送ったり血液を作ったりしているのが、受精卵から分化した卵黄嚢。それも10週目のおわり頃からしぼみはじめ、徐々に役目を終えていきます。

つわりには種類がある?

つわりといえば、主に吐き気や胃のむかつきといった消化器症状が象徴的ですが、ある傾向が極端に強くあらわれることを指して「吐きづわり」「食べづわり」などと呼びます。なかには複数の症状に悩まされたという人もいるようです。

吐きづわり、匂いづわり

食べても食べなくても吐いてしまう、水を飲んでも吐いてしまうという状態です。起きている間じゅう常に気持ちが悪い…その原因は〝ニオイ〟かもしれません。「匂いづわり」と呼ばれることもあるようです。

妊娠するとホルモンの影響で嗅覚が敏感になり、特にアンモニア臭に対する感受性が増すということがわかってきています。アンモニアは尿や汗に含まれ、体臭のもとになります。いままでなんともなかった生活臭や体臭が耐えられないもののように感じるのはそのためです。

そしてほとんどの食品にも多かれ少なかれアンモニアが含まれており、加熱することで気化します。ご飯の炊ける匂いや焼魚の匂いで気分が悪くなる…というのはよく聞かれる話ですね。

吐きづわりで心配なのは、脱水症状。水を飲んでも吐いてしまうという場合は氷を口に含むなど、少量ずつ回数を分けて摂るよう工夫しましょう。スポーツドリンクや経口補水液を利用すれば電解質も補給できます。

匂いづわりの場合は、消臭マスクの着用が効果的です。また、食事は冷ましてから食べると、匂いが気にならず食べやすくなることもあるようです。

食事は少量ずつ回数を分けて摂るのがオススメです。吐き気がひどくなるようなら、水分補給だけにして無理に食べなくてもよいでしょう。ただし絶食が何日か続くようなら、医療機関を受診しましょうね。

食べづわり

空腹になると気持ち悪くなるため、ついついなにかしら口にしてしまう、あるいは特定のものが無性に食べたくなるというのが「食べづわり」です。なかには、空腹が気持ち悪くて食べるが吐いてしまう…といった同時多発型もあるようです。

特定のものがやたら食べたくなる!といった場合では、フライドポテトや唐揚げといった揚げ物、アイスクリームなどがよく聞かれます。いずれも脂肪分が多く、胃壁に油膜を張り胃酸の刺激を和らげたり、嘔吐をもたらす成分の吸収を遅らせるなどの効果を身体が求めてのことかもしれません。また、嘔吐が続くと水分とともに電解質が失われますから、塩分が欲しくなるということもあるでしょう。

食べづわりで注意したいのは体重の増え過ぎ。肥満は妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病、難産のリスクが高まります。間食はカロリーの低いものをすぐ口に入れられるよう用意して、空腹感をしのぎましょう。

よだれづわり

つわりでなくとも、吐き気を我慢していたら唾液がどっと出てきた…という経験がある人は少なくないでしょう。よだれづわりの場合はその状態がずっと続き、唾液を飲み込むとさらに吐き気を催すという悪循環。吐き出すほかないため容器を持ち歩く人もいるというので、大変ですよね。

対策としてはガムや飴で紛らわしてしまうのがよいといわれています。

眠りづわり

生理の前や生理中、眠気に悩まされるという女性は多いでしょう。妊娠中も同様に、女性ホルモンの影響で副交感神経が活性化するためひどく眠くなったり、頭がぼんやりして注意力が散漫になったりします。

妊娠中は代謝も上がり、普段通り動いてもより疲れやすくなっているので、無理をせず身体を休めるのはよいことです。しかし、副交感神経活性が高い妊婦ほど、つわりが重くなる傾向があるという研究結果もあります。

眠気にまかせてずっとダラダラ過ごすのではなく、十分休んだら身体を動かしたり、熱めのシャワーを浴びるなどして意識的に切り替える生活を心がけましょう。

後期つわり

妊娠28週(8ヵ月)頃はじまるつわりについては、赤ちゃんの成長につれ子宮が上へ上へと大きくなり、胃や腸が圧迫されることが原因です。胃の内容物が押し戻されて 逆流性食道炎になったり、蠕動が不十分になることで消化不良を起こしたり、便秘になったりします。同様に肺や心臓も圧迫を受けますので、息切れや動悸を覚え、疲れやすくなります。
逆流性食道炎を併発している場合は、食後すぐ横にならない、休むときは仰向けになり、背に枕やクッションをあててすこし上体を起こして休むようにしましょう。

つわりがおさまるのはいつ頃?

妊娠初期のつわりがおさまるのは、ほとんどの場合妊娠12週〜15週、子宮内で胎盤が完成する頃です。胎盤が完成すると、赤ちゃんに栄養を送ったり排泄物を処理したりという作業を胎盤が肩代わりしてくれるようになるので、母体への負担が軽くなるとされています。

妊娠後期のつわりの場合、赤ちゃんが大きくなることが原因なので、残念ながら出産まで続いたという人もいるようです。稀なケースですが、なかには初期のつわりが長引いたまま後期つわりになってしまい、妊娠中ずっと辛かった…という人も。
ただ、後期になると赤ちゃんの身体はほぼできあがっているため、服薬で奇形や先天性の障害を誘発するリスクは少なくなっています。ですので、この時期のつわりの辛さは薬を飲むことで緩和することができます。かかりつけの医療機関に相談して処方してもらいましょう。

まとめ

おめでたいこととはいえ、心や環境を整える間もないまま、体調不良に振り回されることからはじまるのでは、本人はつらいですよね。妊娠を意識したときから情報を得たり心構えをしておくと、いざという時すこしは余裕が持てるかもしれません。

しかし情報に振り回されては本末転倒。精神的なストレスもつわりを重くすると言われています。つわりは大多数の人がなるものと心得て無理をせず、周囲の協力を得るなどして乗り切りましょう。

つわりに効果的な飲み物とNGな飲み物 〜つわりの対策は飲み物から〜

つわりに効果的な飲み物

つわり時期は、味覚の変化が現れることが多く、食の嗜好が偏る傾向にあります。
食べられるものが少なくなって悩む妊婦さんも少なくありません。
飲料においても同様な意見が伺えます。しかし、脱水症状を防ぐためにも、つわり時期においての水分補給は欠かせません。
実際には、どのような飲み物がつわり時期に好まれているのかご紹介していきます。

<炭酸飲料>

Organic Ginger Ale Soda in a Glass with Lemon and Lime
Organic Ginger Ale Soda in a Glass with Lemon and Lime

引用:https://www.andreabeaman.com/health/tag/ginger-ale/

炭酸水をはじめジンジャエールやレモネードなどの炭酸飲料は、炭酸の刺激が腸に働き活性化されることで、食欲を増進させる効果を得ることができます。
また、吐き気を緩和させられるのでつわりに苦しむ妊婦さんから人気の飲み物です。
しかし、炭酸飲料には糖分が多く含まれているため、体重の増加や糖尿病などに対する注意が必要です。飲みすぎには気をつけましょう。

無糖の炭酸水に果汁を絞って加えてみたり、果実酢で割って飲んだりとカロリーを控えめに調整して、自己流の炭酸水を試してみてはいかがでしょうか?

<スポーツドリンク>

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引用:http://tennisvantage.net/tag/sports-drink/

程よい甘さの飲み心地からスポーツドリンクを支持する妊婦さんも多くいます。
つわり中は脱水症状にもなりやすいので、ビタミンやミネラルなどの栄養を豊富に含むスポーツドリンクは水分補給に適しています。
しかし、こちらも糖分が多く含まれていますので、飲み過ぎには十分注意しましょう。

<果汁ジュース>

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引用:
http://widewallpaper.info/food-and-drink/food-and-drink-wallpapers-cool-hd-wallpaper-computer-images-food-and-drinks-wallpaper/

りんごジュース、グレープフルーツジュース、オレンジジュース、グレープジュースは手に取る妊婦さんが多いようです。
つわり中は味が濃厚でしっかりしているほど、飲みやすい傾向にあるようで果汁100パーセントも人気です。
しかし、こちらも糖分が高いため、過剰な摂取には注意しましょう。

<乳酸菌飲料・乳性飲料>

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引用:http://phickle.com/doogh-sparkling-refreshing-drinking-yogurt/

ヤクルトやピルクルなどの乳酸菌飲料やカルピスなどの乳性飲料も飲みやすいと人気です。
牛乳だとなかなか進まなくて…という妊婦さんでも、ヤクルトやカルピスであれば飲めたという意見も多くあります。
さらに、妊娠期のお悩みで多いのが、便秘問題です。
乳酸菌やビフィズス菌が含まれているこういった乳酸菌飲料や乳性飲料は、腸内環境を活発化してくれるため、便秘解消にも効果的と言われています。
しかし、糖分は多いので適量な摂取をおすすめします。

<お茶系>

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引用:http://herbalremediesinformation.com/blog/benefits-rooibos-tea

お茶はカフェインを多く含むものからノンカフェインのものまで幅広くあります。まずは、ノンカフェインで妊婦さんでも安心して飲めるお茶をご紹介していきます。

ノンカフェインのお茶

●麦茶
ノンカフェインの代表的なお茶といえば麦茶ですよね。安心して飲めるということからも、妊婦さんの中で多く愛飲されている飲み物の1つです。
食物繊維やミネラルも豊富に含まれているので水分補給に適しています。
しかし、麦茶には体内を冷やす作用があります。冷えを感じやすい妊婦さんは常温やホットにして飲まれることをおすすめします。

●ルイボルティー
妊婦さんが安心して飲めるお茶として親しまれています。クセのない味なので、ゴクゴク飲めてしまいます。つわりが開始したと同時に麦茶が受け入れられなくなってしまったという妊婦さんも多いので、その場合はルイボスティーを試してみてはいかがでしょうか?
また、ルイボスティーは妊活中から愛用している女性も多いです。

●たんぽぽ茶
たんぽぽ茶には、ミネラルやビタミンが豊富に含まれています。
利尿効果や体内に溜まった老廃物を体外へ排出する効果もあるため、むくみ改善に期待ができる飲み物です。
また、母乳がでやすくなるということでも注目されているので、妊娠期から産後まで長く愛飲しているママも多いようです。

●そのほかのノンカフェイン飲料
十六茶
爽健美茶
そば茶
たんぽぽコーヒーなど

妊娠中に控えるべき飲み物

つわり時期に限らず、妊娠中は控えるべき飲み物も多く存在します。

<アルコール類>

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引用:
https://theaddictionadvisor.com/are-you-numbing-yourself-with-alcohol/

妊娠が分かった時点で、アルコール類の摂取は避けておきましょう。お母さんがアルコールを摂取すると、胎盤を通してお腹の中の赤ちゃんに直接伝わってしまいます。すると、発育不全、障害や奇形などのリスクが高まります。
また、ノンアルコールのドリンクにも微量のアルコールが含まれていますので、注意しておきましょう。

<カフェインを含む飲み物>

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引用:
http://www.rdmag.com/news/2016/01/startup-makes-coffee-microbes-instead-cat-feces

コーヒーやコーラなどカフェインを含む飲料は、意外と多く存在しています。
カフェインの摂取に関しては、適量であれば問題ないとされていますが、過剰に摂取してしまうと、母体や胎児への悪影響が心配されます。

カフェインの過剰摂取により、母体は、体内のカルシウムを尿と一緒に体外へ排出してしまう傾向にあり、骨粗鬆症のリスクを高めてしまいます。
また、カフェインが鉄分の吸収を阻害するため、貧血を招くことも考えられます。
胎児においては、発育が阻害される危険性が高まるだけでなく、流産や死産のリスクを伴う可能性があるため、摂取量は制限していくことが必要です。

●コーヒー
コーヒーはカフェイン量が特に多い飲み物です。可能な限りカフェインの少ないコーヒーを選択しましょう。
現在は、スーパーで手軽にノンカフェインのものやカフェインレスのものが購入できます。また、スターバックスなどのコーヒーショップでもデカフェ商品を取り扱っているので、コーヒー好きの妊婦さんはそちらをチェックしてみましょう。

●紅茶
コーヒーに比べるとやや少ない数値ではありますが、カフェインの含まれる飲み物です。コーヒー同様にノンカフェインの紅茶があるので、そちらを選択するとよいでしょう。

●お茶
玉露は特にカフェインが多く含まれていますので注意が必要です。
また、烏龍茶・緑茶・ほうじ茶・玄米茶にもカフェインは含まれています。

●栄養ドリンク(エナジードリンク)
リポビタンDやオロナミンCなどの栄養ドリンクにもカフェインは含まれています。しかし、妊婦さんこそつわりで思うように食べ物が摂取できないので、エネルギーチャージがしたいところですよね。そんな時のために、低カロリーでノンカフェインの妊婦さんに優しい栄養ドリンクも販売されています。

●コーラ
炭酸のシュワシュワをやたらと摂取したくなるつわり期。炭酸飲料の代表的なコーラをついつい手に取りたくなりますよね。実は、コーラにもカフェインは含まれています。こちらもカフェインレスの商品が発売されていますが、コーラは糖質が高いです。過剰な摂取でなければ問題ありませんが、できれば控えておきましょう。

ハーブティーを飲む際の注意

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引用:http://www.adagio-spa.com/blog/?p=9

ハーブティーは、多数の種類が存在しており、つわりに効果が得られるものから、妊娠継続に適さないものまでその効果は様々です。
ここでは、妊娠中に飲んでも大丈夫なものとNGなものをご紹介していきます。

つわりに効果的があるとされているハーブティー

●ぺパーミント
ハッカのスーッとした爽快感で気分がリフレッシュされます。吐き気にも効果的で心身のリラックス効果も得られます。
しかし、成分の中には子宮収縮作用を含むものがあるため、過剰摂取はNGです。

●ジンジャー
胃もたれや吐き気を緩和させてくれる効果があります。また、胃腸の働きも活発になり、体を芯から温めてくれます。

●ローズヒップ
適度な酸味によって胃もたれ感や吐き気を和らげてくれる効果があります。また、ビタミンCが多く含まれるため、免疫力UPの強い味方です。

いずれも適量であれば効果が期待できますが、飲み過ぎは良くありません。
摂取量には気をつけましょう。

妊娠中にNGなハーブティー

●子宮収縮効果があるために避けるべきハーブ
ジャスミン・カモミール・ハトムギ・アロエ・セージ・ローズマリー・ウコン

●子宮興奮作用があるために避けるべきハーブ
べニバナ

●安全が保障されていないため避けるべきハーブ
レモングラス

ノンカフェインとして定着しつつあるハーブティーですが、妊娠中においては飲んではいけないハーブティーが意外にも多く存在しています。
ハーブティーを購入する際や注文する場合には、その効果などをきちんと把握しておくことが大切です。

自分にあった飲み物を見つけましょう

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引用:http://greatist.com/hydration

つわり期間中は、不思議なくらいに口にできるものとそうでないものとで分かれてしまいます。つわりを和らげてくれる効果のある飲み物についても人それぞれで、この飲み物なら絶対に大丈夫というものはありません。

飲料に含まれている糖分やカフェインの量を調整しながら、自分に合った飲み物を探していきましょう。
どんな飲み物も口にするのが難しいという妊婦さんは、早めに産婦人科に相談することをおすすめします。

つわりが辛くて入院 妊娠悪阻(にんしんおそ)に気をつけて

つわりで入院するって本当?

If you're getting insurance through a parent's plan, don't presume the hospital bill for childbirth will be covered.
If you’re getting insurance through a parent’s plan, don’t presume the hospital bill for childbirth will be covered.

引用:http://www.npr.org/sections/health-shots/2015/06/16/414688210/insurance-still-doesnt-cover-childbirth-for-some-young-women

つわりで入院をした経験があるという妊婦さんの声を聞いたことがあるかもしれません。つわりが悪化すると、食事や飲料を受け付けられない場合があります。すると栄養摂取が困難な状態に陥るため、入院しての治療が必要になるのです。
ここでは、つわりが悪化してしまった場合の妊娠悪阻について詳しくご紹介していきます。

妊娠悪阻(にんしんおそ)とは

妊娠悪阻とは、つわりの重症化のことを指します。医師の治療が必要となるため、病気として診断されます。
嘔吐を繰り返してしまい食事ができないだけでなく、水分さえも受け付けられないために、栄養不足や脱水症状、さらにはママと赤ちゃんの生命の危機に関わる域まで達してしまうケースもあります。
妊娠悪阻の診断は、ケトン体の数値で分かります。
通常のつわりよりも症状が進行すると、ケトン体の数値が高まります。

ケトン体について

ケトン体とは
体内の脂肪が分解されてできる産物で、尿中に排出されます。通常は尿を調べても「マイナス」、つまり出ないわけですが、脱水などが起こると「プラス」になります。妊娠中、プラスになるようなら、つわり症状がひどく脱水や栄養障害が起こっている、つまり「妊娠悪阻(にんしんおそ)」の可能性があります。

引用:https://kotobank.jp/word/ケトン体-14068#E5.A6.8A.E5.A8.A0.E3.83.BB.E5.AD.90.E8.82.B2.E3.81.A6.E7.94.A8.E8.AA.9E.E8.BE.9E.E5.85.B8

ケトン体の数値は、妊婦検診時に行う尿検査で調べることができます。

妊娠悪阻かも?

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引用:
http://www.huffingtonpost.com/2013/01/30/morning-sickness-risks_n_2581920.html

一般的なつわりなのかそれとも妊娠悪阻なのかを自己判断することは危険です。
以下のような症状が確認されたら、早めに医師に相談してみましょう。

  • 1日に何度も嘔吐してしまう
  • 水分補給が困難
  • 脱水症状がでている
  • 体重が急激に減ってしまった
  • トイレの回数が減る

妊娠悪阻の段階

嘔吐期(第1期)
嘔吐を繰り返す・胃液を吐く嘔吐・食事摂取が不能・尿量が減少する・脱水症状・体重減少・めまい・頭痛など

代謝障害期(第2期)
発熱・嘔吐の悪化・血圧低下・中毒症状・飢餓状態・ケトン体の増加など

脳障害期(第3期)
肝機能障害・黄疸の出現・視力障害・幻覚症状・幻聴症状・意識障害など
※胎児、母体共に命に関わる危険性がある

妊娠悪阻は、症状が悪化すればするほど、母体が生命の危機にさらされてしまいます。同時に胎児への影響も心配になります。できるだけ早い段階で適切な治療に取りかかることができれば、症状の悪化を防ぐことができますので、判断を後回しにしないということが大切なのです。

妊娠悪阻の治療法は?

妊娠悪阻は正式な病気と診断されます。
まずは絶対安静にすることが最大の治療法となります。症状の重さによっては、入院での治療が必要となります。

点滴での治療

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引用:https://www.coffinmew.co.uk/good-clinical-outcomes/

第1期の妊娠悪阻の場合、尿中のケトン体が陰性を示すまでの間、絶食と輸液が行われます。自ら水分も摂取ができず、脱水症状になっている状態なので栄養を点滴で補充していきます。点滴には、水分や塩分に加えビタミン剤やブドウ糖が投与されます。場合によっては、吐き気止めの作用を果たす薬や電解質輸液を点滴注入されることもあります。

漢方薬での治療

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引用:http://www.chineseherbalmedicine.org.uk

胎児への影響を考慮するため、漢方薬で治療をしていくケースが多くあります。
しかし、漢方薬は体質によって合う合わないがありますので、効力には個人差があります。処方された漢方薬の効果を医師と相談しながら決めていくことが望ましいでしょう。

つわり緩和のために用いられる代表的な漢方薬

小半夏茯苓湯(ショウハンゲカブクリョウトウ)

吐き気や嘔吐をおさえ、体を楽にします。体力が中くらいの人で、胃に水分が停滞しチャポチャポしているようなときに向きます。

引用:http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se52/se5200076.html

半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)

神経をしずめて、心と体の状態をよくします。また、咳や吐き気をおさえる作用もあります。

引用:http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se52/se5200122.html

五苓散(ゴレイサン)

水分循環を改善し、無駄な水分を取り除きます。具体的には、はき気や嘔吐、下痢、むくみ(浮腫)、めまい、頭痛などに適応します。体質(証)にそれほどこだわらず、口が渇き、尿量が少ないことを目安に広く用いることができます。

引用:http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se52/se5200048.html

人参湯(ニンジントウ)

胃腸の働きを高めて、食欲不振、胃もたれ、胃痛、下痢などを改善します。冷え性でやせ型、体力のあまりない人に向きます。

引用:http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se52/se5200116.html

六君子湯(リックンシトウ)

胃腸の働きをよくして、水分の停滞を改善します。その作用から、胃もたれ、胃のチャポチャポ、吐き気、食欲不振、お腹のゴロゴロ、軟便などに用います。やせ型で顔色が悪く、疲れやすい人に向く処方です。

引用:http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se52/se5200141.html

漢方薬も薬の一種です。飲み合わせや副作用についても注意が必要です。
つわりが辛いからと言って自己判断で飲むことは止めましょう。必ず担当の医師や専門の漢方薬剤師の指示を受けてください。

入院中に治療の効果が得られず、重症な症状が続く場合には、母体の危険性を考慮して、人工中絶を視野にいれなければならない場合があります。

入院期間はどれくらい?

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引用:
http://image.search.yahoo.co.jp/search?p=hospitalization%E3%80%80the+pregnant&oq=&ei=UTF-8&rkf=1&imt=&ctype=&imcolor=&dim=widewallpaper#mode%3Ddetail%26index%3D3%26st%3D0

妊娠悪阻で入院となった場合、どのくらいの入院期間が必要なのか気になるところですよね。
しかし、症状の重度によってや、回復時間には個人差がありますので、入院期間にも大きな差があります。
軽い症状の場合は、数日〜1週間ほどで退院できる場合もありますが、重度の場合は、退院までに1ヶ月以上もかかったという妊婦さんの声もあります。
また、一度退院したものの再び症状が現れてしまい再入院といった経験談もありますので、つわりの症状が完全に落ち着くまでの間は、安心することはできません。
お腹の赤ちゃん以外にお子さんがいらっしゃるご家庭にとっては、ママが家庭から抜けてしまうリスクは大きいと思いますが、まずはママの健康とお腹の赤ちゃんの健康が第一なのです。遠慮せずに家族とよく話し合って、協力してもらいましょう。

入院費用はどのくらい?

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引用:
http://image.search.yahoo.co.jp/search?p=calculate&oq=&ei=UTF-8&rkf=1&imt=&ctype=&imcolor=&dim=widewallpaper#mode%3Ddetail%26index%3D9%26st%3D160

妊娠悪阻は病気ですので、入院治療費に関しては保険適用となります。
長い通院や入院で治療費用が高額となる場合は、高額医療費制度が利用できますので、後日市町村から返金される可能性が高くなります。
加入されている健康保険によって返金額は異なりますので、あらかじめ確認しておきましょう。

まとめ

妊娠悪阻は普通のつわりとは異なります。
そのまま放置してしまうと、重症化してしまい取り返しのつかない結果を招くこともあります。少しでも体に異変を感じたら、我慢せずに医師に相談することが大切です。

つわりってこんなに種類があるの?それぞれの原因と対処法

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引用:http://www.ihomeremedy.net/how-to-get-rid-of-morning-sickness/

妊娠をすると“つわりの症状”があるということをよく耳にすると思います。

つわりの症状には個人差があります。入院をしなければならないほどの重症なつわり症状が出る人もいれば、ほとんど感じなかった人もいるようです。

つわりのメカニズムや原因にはさまざまな説がありますが、はっきりとしたことは解明されてません。

つわりの種類

つわりの症状は1つではありません。いつもと違った体調の変化が実はつわりであったというケースもあります。ここでは、実際にどんな症状のつわりが存在するのかご紹介していきます。

吐きづわり

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引用:http://www.momjunction.com/articles/causes-vomiting-pregnancy-17-remedies-keep-bay_0075698/

代表的なつわりの1つは、吐きづわりです。胃のムカつきや吐き気から、実際に吐いてしまう症状です。食事をしていない状況でも気持ち悪さが限界に達し、胃液を吐きだしてしまうケースもあるようです。

●対処法
吐いてしまった場合は、しばらく胃を休めて回復を待ちましょう。
できるだけ消化に優しいもの(おかゆ、うどん、ゼリーなど)を摂取して様子を見てみましょう。食べるとすぐに吐いてしまうからといって、何も摂取しないでいると脱水症状を引き起こしてしまう場合があります。水分補給はしっかりしておきましょう。どうしても摂取できない場合は、病院へ相談してみましょう。症状によっては、点滴などで栄養補給を受けることができるかもしれません。

赤ちゃんへの栄養が行き届くかということも心配になるかもしれませんが、妊娠初期に関しては、大きく影響することはありません。
まずは、お母さんが食べられるものを食べられるときに摂取して、自分のつわりリズムを掴んでいきましょう。

食べづわり

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引用:http://www.candyusa.com

食べづわりとは、何かを口にしていないと気持ち悪くなってしまったり、お腹が空いたときに吐き気などを引き起こす症状です。

●対処法
食事は少量ずつ複数回に分けて摂取する工夫をしてみましょう。
また、飴やガムなどを口に含むことで吐き気を緩和することもできるので試してみましょう。外出時や枕元にクラッカーやビスケットなど軽食を常備しておくと便利です。体重増加が気になるところですが、つわりが落ち着いてくると、食事のコントロールもしやすくなるはずです。それまでの間、食べ方を工夫してうまく乗り切りましょう。

眠りづわり

Portrait of a young woman sleeping on the bed at home
Portrait of a young woman sleeping on the bed at home

引用:http://www.huffingtonpost.com/mascha-davis-mph-rdn/the-other-essential-nutrient-for-weight-loss-sleep_b_9818862.html

眠りづわりは、その名の通りで眠気が襲ってくる症状です。妊娠中は常に眠かったという妊婦さんの声は多数あります。
いつもより多く睡眠をとっているにも関わらず、眠気がおさまらないため、おかしいのかなと感じるかもしれませんが、これもつわり症状の一種なのです。

●対処法
とにかく無理をせずに睡眠時間を増やしましょう。仕事をされている妊婦さんにとっては辛い症状になると思いますが、その期間(つわり時期)の働き方を時間短縮するなどの工夫をしてみましょう。
眠りづわりは、赤ちゃんからの「ママ休んでね!」のサインだと思って受け取ってください。
また、運転中に症状が現れる場合は、命に関わる危険が伴います。運転を代われる人と一緒に出かけるなどして負担にならないようにしましょう。

においづわり

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引用:http://indianexpress.com/article/lifestyle/feelings/eating-citrus-fruits-may-increase-skin-cancer-risk/

特に妊娠初期は、においにも敏感になります。好きだったはずの洗剤の香りに違和感を感じてしまったり、お米の炊ける時の匂いなど食べ物のにおいを嗅ぐだけで気分が悪くなってしまうなどの症状があります。

●対処法
つわりが落ち着くまでの間は、できるだけその香りから遠ざかるようにしましょう。日常生活において、どうしても避けられない場合には、マスクをしたりハンカチで防御するなどして対処してみてください。柑橘系の香りはつわりを楽にしてくれるという妊婦さんの意見も多いので、試してみてはいかがでしょうか。

よだれづわり

あまり知られていないつわりに、よだれづわりがあります。
よだれづわりは、唾液過多症とも呼ばれその名の通り唾液の分泌が盛んになり、飲み込みきれない量であったり、唾液の多さで会話がしにくくなるなどの症状をもたらします。

●対処法
症状が軽度の場合には、飴やタブレットなどをなめるなどして、飲み込みやすい環境をつくってあげると良いでしょう。唾液を排出することで脱水を引き起こすこともあるので、水分補給を心がけましょう。
また、よだれづわりを軽減させる効果的なツボ押しを取り入れたり、鍼灸治療や漢方薬による改善策などもあります。自分の体にあった対応策を見つけてみましょう。

そのほかのつわり症状

上記以外にも、つわりの症状は多数あります。
これまでとは違った痛みや疲労感がつわりであることもありますので、自分の体の声を聞いて、しっかりといたわってあげましょう。

こんな症状もつわりの一種です

  • 食欲不振(食べ物をみただけでも吐き気がする)
  • 耳がおかしい
  • 頭痛がする
  • 腰痛
  • 息苦しい
  • 便秘や下痢
  • 疲れやすさなど

つわり期間はどれくらい続くの?

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引用:http://www.imagineyourselfthere.com/2012/05/time-flies-but-you-are-the-pilot/

つわりの有無や開始時期、症状の程度には個人差があります。
そのため、つわり期間においても様々ではありますが、妊娠初期におけるつわりは、早い人で妊娠5週頃から始まると言われています。
その後、妊娠9〜10週頃にピークを迎え、安定期を迎える妊娠16週頃(つまり母体が妊娠の環境に慣れてきた頃)には、症状が軽くなってくると言われています。
しかし、妊娠後期に突入すると、今度は後期つわりに悩まされる妊婦さんも少なくないようです。

後期つわりとは?
後期つわりは、妊娠後期(妊娠8ヶ月以降)のころに起こるつわりの症状です。
お腹の中で赤ちゃんが急激に成長することで、子宮は大きくなります。胃やそのほかの内臓が圧迫されることによって、胃痛や吐き気、動悸、息切れなどの症状を引き起こしてしまうのです。
そのほかにも、お腹が大きくなることで身体の重心バランスが崩れ、血液の循環が悪くなり、浮腫の原因にもなります。

つわりを経験された妊婦さんの中には、稀に妊娠初期から出産までつわりが続いたという声もあります。長期に渡るつわりは考えるだけでも辛いことですよね。しかし、つわりには、必ず終わりがあります。
少しでも症状を和らげるために、工夫と対策をして乗り切っていきましょう。

家族の支えが大切です

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引用:http://www.solaceemotional.com/resources/parenting-family-issues/

つわり時期は、心身ともに不安定な時期でもあります。妊娠中は身体が疲れやすくなりますし、家事は立ったり座ったりと思いの外、重労働です。無理をしない程度にこなして、時にはパパに甘えたり、家族を頼ってみることも大切です。ママはこれから出産という大仕事が待っています。そのためにも体力を温存しておきましょう。

妊娠初期のげっぷはつわりの症状?原因・対策を徹底解説

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引用元:http://mamari.jp/12902

つわりとは、早ければ妊娠5週ごろからはじまる、妊娠初期に見られる生理現象。一説によれば妊婦の70〜80%が経験するといわれています。
程度や症状には個人差がありますが、主に吐き気や胃のむかつきなど消化器系の症状として現れることが多いようです。

  • 食べても食べなくても吐いてしまう「吐きづわり」
  • 空腹時に気持ちが悪くなり、始終食べ物を口にしてしまう「食べづわり」
  • 時と場所を問わず我慢できないほどの眠気に襲われる「眠りづわり」
  • 唾液の分泌が止まらない「よだれづわり」

ほかにも不眠や頭痛、足やふくらはぎが頻繁につる、感情の起伏が激しくなるなど、様々な不調となってあらわれますが、つわりの原因ははっきりと特定されていないというのが実情です。また「母親はつわりが軽かったのに自分は重い」「1人目は吐きづわりで、2人目が食べづわりだった」というように、遺伝や体質で予測することも困難といえます。

とはいえ、妊娠初期は赤ちゃんの重要な器官が形成される時期でもあり、適宜自己判断で服薬し症状を緩和することもできないのがつらいところ。先輩ママたちは個々の症状に合わせて様々な工夫を凝らし、つらい時期を乗り切っているようですよ。

げっぷに悩む人は意外と多い

げっぷとは、空気を飲み込んでしまうことにより胃に溜まったガスが、一気に放出される現象をいいます。これは、つわりで最も多くの人が挙げる「吐き気」や「胃のむかつき」と言った症状と深く関連しているため、同時にげっぷに悩まされる人も少なくないということになるでしょう。

なぜ空気を飲み込んでしまうの?

吐き気や嘔吐、胃のムカつきなどの不快感をおぼえたとき、口のなかいっぱいに唾液が出てきた、という経験は皆さんお持ちなのではないでしょうか。つわりで始終吐き気やむかつきを覚えるたび、唾液がたくさん出るので、その唾液を飲み込む時に空気も一緒に飲み込んでしまう回数が多くなります。その結果、胃に空気がたまってげっぷとして出てくるのです。

また、不安や緊張、ストレスを感じると空気を飲み込む回数が多くなるともいわれています。漫画や映画などでも、緊張が張りつめるようなシーンで「ゴクリ」と唾を飲む、という描写がよく使われますよね。

妊娠中はホルモンバランスの影響から気分の変動が大きくなりますし、新たな命をこれから何ヵ月もかけて、体内で無事育まなくてはならない…と考えただけでも、不安や緊張が高まりそうです。つわりによる心身の不快感や負担、無事に出産できるかといった不安や、出産した後の生活の変化への不安など、妊娠初期にはストレスが溜まりがちになります。

げっぷを抑えるにはどうしたらいい?

残念ながら今のところ、げっぷに効果的かつ妊娠初期に安心して飲める治療薬はありません。げっぷの症状を改善するには、その元となっている消化器症状による不快感を、食生活などによって改善するしかないようです。

げっぷが多発するときはガムや飴を食べない

吐き気や口中の不快感を軽減するため、ガムや飴を口に含むことは悪い方法ではありません。ですが空気を飲み込んでしまう回数は増えるので、げっぷを止めたいなら一時的に利用を控えたほうがよいといえるかもしれません。

炭酸飲料で一気に放出?!

炭酸飲料も胃のなかにガスを発生させるため、直接的にげっぷの「元」となるものです。しかし、一気に出してしまうことで逆にスッキリする、胃のむかつきがとれるので愛飲していた、という体験談も少なからず聞かれます。家にいるときなど、我慢せず盛大に「放出」できる環境で、自分がスッキリできたと感じるのなら取り入れてみてもよいと思います。

ただし砂糖がたくさん入った清涼飲料水の飲み過ぎは体重増加や虫歯につながるので、できるだ糖分の少ない物を選ぶようにしましょう。

消化器症状を緩和する

妊娠初期、体内は消化不良を起こしやすい条件が揃っています。要因となるものをいくつかあげると、

  • 女性ホルモンのhcg(ヒト絨毛ゴナドトロピン)が嘔吐中枢を刺激
  • 女性ホルモンのプロゲステロンが筋肉を弛緩させるため、胃腸の蠕動が弱まる
  • 血液量が急激に増やされるため成分の補充が追いつかず、体液中の電解質が不足することから消化酵素の働きが低下する
  • 自律神経が副交感神経活性に傾き、胃腸の消化機能が落ちる

まず体液中の電解質が不足すると、唾液や消化液中の酵素を活性化する塩素も不足します。ご飯がおいしく感じられない、口の中がべたべたするような不快感が残る、などつわりの時によく聞かれる症状は、ご飯にふくまれるでんぷんが糖に分解されないためと考えられます。また胃の中でも消化酵素が十分に活性されず、でんぷんの消化吸収が低下するため、胃がもたれた感じになるでしょう。

胃もたれを感じるときは、消化を助ける酵素β-アミラーゼを含む山芋、カブ、人参、キャベツを摂るのがおすすめです。加熱してしまうとβ-アミラーゼが働かなくなるので、必ず生食するようにします。

また今日では、妊娠高血圧症候群発症のリスクから妊娠時の食事は塩分控えめにするよう指導されますが、意識しすぎて不足している可能性も。先のリストにあげたように、妊娠すると血液の量が増えるため、塩分をはじめとした電解質の要求量も増えます。カルシウムと同様、不足すると骨に蓄えられた分から溶け出してしまい、骨粗鬆症につながる可能性も指摘されています。普段から高血圧体質の人やごく塩辛い味付けを好む人は注意が必要ですが一般的には、妊娠初期のうちから、食欲を犠牲にしてまで塩分コントロールに過敏になる必要はないでしょう。水分補給時はスポーツドリンクや経口補水液を利用するなど、電解質の補給も合わせて行うようにします。

胃腸が不調の際、食事は少量ずつ、回数を増やすのが基本です。空腹時気持ちが悪くなってしまう人は、いつでもつまめるよう、ひとくちサイズのサンドイッチやおにぎりを用意しておくとよいでしょう。蒟蒻ゼリーなどは腹持ちがよくカロリーも控えめなので、凍らせた物を携帯していたという工夫も聞かれます。

また、何を食べても気持ちが悪い…という時は無理に食べなくても大丈夫。胎盤が作られてへその緒でつながる以前の妊娠初期、赤ちゃんは受精卵由来の卵黄嚢から栄養をもらっています。水分補給だけ気をつけて、これも少量ずつ回数を分けると良いようです。氷を口に含むという方法もおすすめです。

絶え間ない不快感…その原因は〝ニオイ〟かも?!

妊娠中はエストロゲンという女性ホルモンの影響で嗅覚が敏感になり、特にアンモニア臭に対する感受性が増すということがわかってきています。アンモニアは人体の腸内でタンパク質を分解する際に発生し、尿とともに体外に排出されますが、一部は汗や分泌物に混じって排出され、体臭のもとになります。いままでなんともなかった日常の生活臭や体臭が耐えられないもののように感じられるのはそのためです。人の暮らしあるところにニオイあり…ですから、常に気分が悪いと感じてしまうのも無理はないですね。

そしてほとんどの食品にも多かれ少なかれアンモニアが含まれており、加熱することで気化します。人間にとってごく少量のアンモニア臭は芳香と感じられるため、普段はご飯や焼魚など加熱された食品の匂いを「おいしそう」「香ばしい」と感じますが、妊婦は過剰に敏感になっているため不快に感じ、においを嗅いだだけでも気分が悪くなると考えられます。妊娠中は洗濯物を畳んだり、食事の支度がつらくて…と嘆く声はよく聞かれますね。

先述の通り、吐き気が続くと空気を飲み込む回数も増えますので、その場合は「(アンモニア)消臭マスク」の着用で改善が期待できます。もしくは、クエン酸を1%に希釈した液をガーゼに吹き付けマスクの間に挟むと、アンモニア消臭効果があります。

ストレスや緊張をコントロールする

人混みや不要不急の外出を避けるというのは、ストレスを避けるという意味でも、感染症のリスクを避けるという意味でも効果的です。また、体調が悪いと感じたときは、すぐ横になって休みましょう。

とはいえ、産休まで仕事を続けるというママも少なくないでしょう。人前にでたり、外出が多い仕事の場合は、仕事の内容や分担を替えてもらえないか、上司や同僚に相談してみてはいかがでしょうか。または、仕事をしているから気が紛れるというように、捉え方を変えてみるのもよいかもしれません。

一説には、副交感神経活性が高い=リラックスしている自律神経の状態の人ほど、つわりが重い傾向にあるという調査結果もあるようです。もちろん妊娠初期に無理は禁物ですが、意識的に適度な緊張感も取り入れながら生活することが、つわり症状を軽くすることにもつながるといえそうです。

出産後も続く子育てのことを考えると、大変な時に助けを求められる環境や人間関係を作っておくことは大切です。普段家事などをひとりで抱え込んでいると、いざという時すぐ手伝ってもらうのが難しくなるので、今のうちから少しずつ、パートナーや家族に頼めることの種類や量を増やしておきましょう。

逆流性食道炎に注意!

逆流性食道炎とは、胃の中の内容物が食道に逆流して起きる疾患です。症状としては、胸のあたりに焼けるような痛みやムカムカ、胸焼けがおきるのが一般的です。食道の蠕動が弱まっていると、胃の内容物の逆流を防ぎきれず、胃胃酸に触れた箇所が炎症を起こすために発症します。妊娠初期だけでなく、子宮が大きくなり胃を圧迫する妊娠後期にも起きやすい疾患です。

げっぷの直接の原因ではありませんが、胸焼けや焼けるような痛みを覚えるためにそれを抑えようと唾液を多く出すことがあり、唾液が多く出ることで空気を飲み込んでしまいやすくなります。

妊娠中に市販の胃腸薬を飲むことはおすすめできませんので、必ず医療機関を受診して治療を受けるようにしましょう。予防策としては、前屈みの姿勢を正す、食後すぐに横になることを避ける、胃酸の分泌を促すコーヒーや緑茶を避けるなどが挙げられます。

つわりはいつから?原因・症状・対策も解説

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引用元:生理後の吐き気の原因は本当に妊娠?生理後の吐き気の理由と原因の1番目の画像

つわりとは、妊娠初期の妊婦に見られる生理現象で、主に吐き気や胃のむかつきなど消化器系の症状として現れるもの。程度や症状には個人差がありますが、実に妊婦の70〜80%が経験するといわれています。

つわりはいつから始まるの?

ドラマのワンシーン、女優さんが突然「うっ」と口を押さえて洗面所へ…。妊娠が判明する場面でよく使われるおなじみの描写ですが、あれは実際いつ頃のことなのでしょう?
つわりは、早い人では妊娠5週目頃から始まるといいます。生理予定日に生理がこない…という時点をおよそ妊娠4週目と数えますので、ちょっと遅れているだけと思っていたら「突然の吐き気で思い当たる」というあのシーンも、じゅうぶんあり得るわけです。

おめでたいこととはいえ、心や環境を整える間もないまま、体調不良に振り回されることからはじまるのでは、つらいですよね。妊娠を意識したときから情報を得たり心構えをしておくと、いざという時すこしは余裕が持てるかもしれません。

つわりの原因は?

つわりの原因には諸説がありますが、いまだに究明されていないというのが実情です。遺伝、体質、環境、生活習慣、栄養状態、そしてその組み合わせ…といった条件が千差万別かつ複雑であるため、比較検証が困難なのです。
そのなかで、現在有力な説としては

  • 妊娠初期に分泌されるhcg(ヒト絨毛ゴナドトロピン)というホルモンが嘔吐中枢を刺激する
  • 身体が赤ちゃんを異物としてとらえてしまい、拒絶反応が起きる
  • ホルモンバランスの急激な変化で自律神経(交感神経/副交感神経)が失調状態になる

などがあります。

原因ははっきりとわかっていないものの、つわりがおさまるのはほとんどの場合妊娠12週〜15週、子宮内で胎盤が完成する頃です。胎盤が完成すると、赤ちゃんに栄養を送ったり排泄物を処理したりという作業を胎盤が肩代わりしてくれるようになるので、母体への負担が軽くなるとされています。

つわりの症状は?

つわりといえば主に吐き気や胃のむかつきといった消化器症状、あるいは〝食べづわり〟といわれる食欲過多、特定の匂いに過敏になるなどの症状が知られています。なかには吐きづわり・食べづわり両方の症状に悩まされた、という人もいるようです。他にはひどい眠気に悩まされる〝ねむりづわり〟、唾液が異常に分泌される〝よだれづわり〟、不眠や頭痛、腰痛やこむら返りといった症状も聞かれます。ここでは一般的な消化器症状を中心にみていきましょう。

吐き気や胃のむかつきはどうして起こる?

妊娠すると、赤ちゃんに栄養や酸素を送り込むため母体の血液量が急激に増えます。量は増えても血液を構成する各成分が追いつかず、ミネラル分のバランスが一時的に大きく崩れる(専門的には『血清浸透圧が低下する』)ことが、つわりの症状に深く関係している可能性があるという説があります。

まず塩分が不足すると、唾液や消化液中の酵素を活性化する塩素も不足します。ご飯がおいしく感じられない、口の中がべたべたするような不快感が残る、などつわりの時によく聞かれる症状は、ご飯にふくまれるでんぷんが糖に分解されないためと考えられます。また胃の中でも消化酵素が十分に活性されず、でんぷんの消化吸収が低下するため、胃がもたれた感じになるでしょう。

そして消化しきれなかったでんぷんは大腸で腸内細菌のエサになり、ガスを産生します。消化しきれなかったエサが多いほどガスも増え、げっぷや腹部膨満感などの不快な症状の一因となるわけです。

吐きづわりはどうしておこるの?

食べても食べなくても吐いてしまう、水を飲んでも吐いてしまうというのがいわゆる〝吐きづわり〟です。起きている間じゅう常に気持ちが悪い…その原因は〝ニオイ〟かもしれません。

妊娠すると嗅覚が敏感になり、特にアンモニア臭に対する感受性が増すということがわかってきています。アンモニアは人体の腸内でタンパク質を分解する際に発生し、尿とともに体外に排出されますが、一部は汗や分泌物に混じって排出され、体臭のもとになります。いままでなんともなかった日常の生活臭や体臭が耐えられないもののように感じられるのはそのためです。人の暮らしあるところにニオイあり…ですから、常に気分が悪いと感じてしまうのも無理はないですね。

そしてほとんどの食品にも多かれ少なかれアンモニアが含まれており、加熱することで気化します。人間にとってごく少量のアンモニア臭は芳香と感じられるため、普段はご飯や焼魚など加熱された食品の匂いを「おいしそう」「香ばしい」と感じますが、妊婦は過剰に敏感になっているため不快に感じ、においを嗅いだだけでも気分が悪くなると考えられます。

また、つわりが妊娠悪阻といわれる病的なレベルにまで重症化する人には、高アンモニア血症といわれる症状が見られることがあります。この場合はタンパク質を摂取すると嘔吐しやすくなってしまいます。牛乳や卵、肉・魚が無理…というタイプのつわりの人は、こちらを疑ってみる必要があるかもしれません。まずは医療機関で相談しましょう。

食べづわりはどうして起こるの?

空腹になると気持ちが悪くなるためなにかしら口にしてしまう、あるいは特定のものが無性に食べたくなるなど「食べづわり」といわれるタイプのつわりもあります。

なかには、空腹が気持ち悪くて食べてしまうが、食べると吐いてしまう…という同時多発型もあるようです。いずれにしても胃部不快感という消化器症状の一種といえます。

何かがやたら食べたくなる!止まらない!といった場合では、フライドポテトや唐揚げといった揚げ物、アイスクリームといったものがよく聞かれます。いずれも脂肪分が多いものであり、胃酸が胃壁を刺激するのを和らげてくれる効果や、体内で過剰になっている成分の吸収を遅くする効果などを身体が求めているのかもしれません。

つわりが重くなる要因

先述の通り、つわりの原因ははっきりと究明されてはいませんが、つわりの重いケースには下記のような傾向がみられるということです。なお、同じ人でも1人目2人目でつわりの出方が違う、ということがあるので、〝つわりの重い人〟という類型が存在するわけではありません。

  • 副交感神経系活性傾向
  • hcg、エストロゲンといった女性ホルモンが高値
  • 頭を使う仕事(ストレス)が多い
  • 血清成分が高カルシウム、低ナトリウム/カリウム/マグネシウム状態

日常生活でホルモン分泌をコントロールするのは難しいですが、例えば頭脳労働は短く時間を区切って休憩を多くとるようにする、ぬるいお風呂より熱いシャワーで交感神経を活性化する…など、上記から逆算的な工夫を試みてみるとつわりを軽くすることができるかもしれません。

つわりの対策は?

まずは水分補給をこころがけて!

妊娠すると血液の量が増えるため、水分の要求量も増えます。また、吐くことが多い人は水分が不足しがちになるので、意識して水分をとるように心がけてください。ですが、真水だけだと血液の成分を薄めてしまうので、つわりが悪化したり、むくみやこむら返りといった症状がでてしまうことも。スポーツドリンクや経口補水液を利用するなど、電解質の補給も合わせて行うようにします。

水を飲んでも吐いてしまうほど吐き気が強い場合は、氷を口に含むなどして、少量ずつ回数を多く摂るよう工夫してみましょう。電解質補給は塩飴やタブレットなどを併用してみてはいかがでしょう。塩飴は、唾液中の酵素の働きが悪くなっていることが原因の口中不快感を改善する効果もあるようです。

一説によると、意外な理由でNGとされるのがなんと緑茶。コーヒー・紅茶に比べてカフェイン量が少なく、糖質の消化を妨げるカテキンが多く含まれているので、体重増加を気にする妊婦さんにとっては悪くない飲み物…のようですが、つわりの時期には避けたほうが無難かもしれません。
というのも、緑茶に多く含まれるL-テアニンは副交感神経を活性させるため、リラックス効果があるといわれています。ところが、つわりが重症な妊婦ほど副交感神経活性が高いと報告がされており、緑茶を飲むことでさらに症状を悪化させてしまうおそれがあるということです。つわりの時期を過ぎてからにしたほうがよさそうですね。

冷たい飲み物や炭酸水は胃腸の動きを促すので、一時的にスッキリしますが、飲み過ぎは逆効果なので、一度に150cc程度にしましょう。

食事は食べられるものを少量ずつ

妊娠初期は赤ちゃんの脳や神経、内蔵など重要な器官が形成される時期でもあります。そんな大切な時期につわりがひどいと、ちゃんと食べられなくて赤ちゃん大丈夫かな…?と心配になってしまいますよね。

でも胎盤が作られてへその緒でつながる前の妊娠初期、赤ちゃんは受精卵由来の卵黄嚢から栄養をもらっています。もちろんママの体内では血液がたくさん作られたり、子宮を大きくしたりという作業が急ピッチで進められているのですが、本当に必要なものは体内に蓄えられたものから使われていくので、とりあえずは神経質にならなくても大丈夫。とにかくそのとき食べられるものを、少しずつ回数を分けて口にするようにしましょう。

臭いで食べ物を受け付けないタイプのつわりに悩む人は、ご飯に梅干し、焼魚にレモン汁をかけていただくなど、レモンやお酢の使用が有効です。クエン酸が不快に感じる元であるアンモニア臭を消してくれます。ただし逆流性食道炎を併発している場合は、酸味により吐き気が誘発される場合がありますので、食事は医師の指示にしたがいましょう。

また、食品を温めることで臭いが強く感じられるので、例えばパンはトーストせず常温で食べる、ご飯は小さなおにぎりにしておいて冷めてから食べる、など温度にも気をつけるようにするとよいでしょう。

食べづわりは体重増加に注意!

赤ちゃんの分まで二人分食べなさい、というのは昔の話。妊娠中の体重増加は、さまざまな合併症の発症リスクを高めるとして、現在では体重コントロールが重要という認識になっています。それらの合併症の中には、妊娠期だけでなく産後の体にも影響したり、胎児の成長を妨げたりするものもあるので注意が必要です。代表的な合併症を挙げてみると

  • 妊娠糖尿病
  • 妊娠高血圧症候群
  • 陣痛が弱まりやすい、帝王切開になりやすい

などがあります。
なお、標準体型の人で妊娠中に増えてもよいとされる体重は+8kg程度。これは赤ちゃんや羊水の分も含んだ数値なので、母体だけの増加でいうと+3〜4kgといったところでしょう。

空腹時に気持ち悪くなるという人は、1回に食べる量を減らし回数を増やす、間食にはカロリーの低いものを用意するなど、食事の摂り方を工夫するのが効果的です。

ニオイで気分が悪くなる人はマスクを

先述の通り、妊娠時はアンモニア臭に過敏になるため、生活臭や体臭によっても気分が悪くなったり吐き気が誘発されることがあります。その場合は「(アンモニア)消臭マスク」の着用で改善が期待できます。もしくは、クエン酸を1%に希釈した液をガーゼに吹き付けマスクの間に挟むと、アンモニア消臭効果があります。

つわりのときにおすすめの食べ物

食後胃がもたれるような場合は、消化を助ける酵素β-アミラーゼを含む山芋、カブ、人参、キャベツを摂るのがおすすめです。加熱してしまうとβ-アミラーゼが働かなくなるので、必ず生食するようにします。
また、果物の甘さの成分「果糖」は唾液による分解を経なくても甘さを感じられるため、唾液中の消化酵素活性が低下しがちな妊婦にも美味しいと感じられるようです。

まとめ

つわりになるならないは、妊娠してみないとわからないということになります。大多数の人がなるものと心得て、つわりの期間を少しでも楽に過ごせるよう対策をしましょう。

精神的なストレスもつわりを重くすると言われますので、無理をせず、身体がつらいときは横になる、家事はパートナーに協力をお願いするなどして乗り切りましょう。

今すぐ試せる!つわりを軽減する方法30選!

つわりとは?

つわりとは、妊娠初期から始まる妊娠期特有の生理的現象の事で、吐き気・嘔吐を代表とした様々な不快症状を指します。50~90%のお母さんが経験していると言われていて、症状は吐き気・嘔吐から、倦怠感、頭痛、眠気と実に様々ですが、最も多いのが吐き気・嘔吐です。吐き気・嘔吐の程度や種類は様々で、空腹時に吐き気を感じる場合もあれば、においなどをきっかけに気持ち悪くなる場合や、何もしていなくても一日中吐いてしまうような場合まであります。

今回は、そんな吐きつわり中心に、つわりを軽減させる30の方法を挙げたいと思います。
つわりは症状も程度も個人差が大きいものです。今回挙げる沢山の方法の中から自分に合った方法を見つけてもらえると幸いです。

つわりを軽減させる30の方法

1.こまめに水分補給をする

吐く事で脱水になりやすいので、水分補給には充分気を付けましょう。夏場には経口補水液など、吸収しやすいものも用意しておくと良いでしょう。後述もしていますが、お水が飲みにくく感じる場合はレモン水やスポーツドリンク、炭酸水がつわり症状を軽減できるためおすすめです。

2.食事を小分けにする

1回の食事量を減らし、5食位に分けて食事を摂るようにし、胃腸の負担を軽減させましょう。何回も作るのは大変なので、サンドイッチや常備菜的なものをまとめて作り置きしておいて、小分けにして食べるようにするといいでしょう。

3.すぐ食べれるものを常備しておく

血糖値の低下でつわり症状がより悪化する場合があり、空腹感を感じると気持ち悪くなる場合が多いです。グミやガム、減塩の干し梅など、手軽につまめて口の中もさっぱりするものがおススメです。私も鉄分入りのグミや、ポリポリ食べれる小魚を常備していました。
ただし、食べ続けるものによっては虫歯をつくりやすくなってしまうものもあるので、妊娠中は特に歯磨き習慣には気をつけて下さい。

4.食べられるものだけを食べる

つわりの時期の赤ちゃんはまだとても小さく、お母さんの身体に蓄えられた栄養で充分に成長できるため、栄養バランスを気にしすぎる必要はありません。食べれる時に食べたいもの食べられるだけ食べましょう。

5.生姜を食べる

生姜に含まれる「ジンゲロール」という成分にはつわりの吐き気や頭痛を抑える効果があります。ただし、このジンゲロールは生の生姜にしか含まれていません。薬味としておろし生姜で食べるのもいいですが、紅茶におろし生姜を入れてジンジャーティーとして飲むとか、手作りのジンジャーエールを作るのもおススメです。私はおろし生姜にハチミツをかけてそこに炭酸水を注いだだけのお手軽ジンジャーエールをよく作っていました。
生の生姜が苦手という方には、ジンゲロールを含んだサプリメントもあるという事なので、そちらを試してみてもいいでしょう。

6.ビタミンB6を摂る

ビタミンB6にはつわりを軽くする効果があると言われていて、つわり症状が酷くなった際の点滴療法にも用いられます。
ビタミンB6は鶏肉、鮭、サバ、玄米、ピスタチオ、ピーナッツ、バナナ、プルーンなどに多く含まれています。鶏ささみなどは肉類でもさっぱり食べれますし、つわりが酷く肉や魚類が摂れない時は、ヨーグルトにバナナやプルーン、ナッツを混ぜて食べるのがおすすめです。

7.ビタミンB1を摂る

ビタミンB1もつわりを軽減させる効果があるとされていて、疲労回復や精神安定の効果があります。ビタミンB1は豚肉やたらこ、グリンピース等に多く含まれています。

8.主食を玄米ごはんにする

白米のにおいでつわり症状が強くなるというお母さんも多く居ます。玄米にはそのにおいもない上、前述したビタミンB6を多く含むほか、鉄分や葉酸、食物繊維など妊娠中に摂取したい栄養素をたっぷり含んでいるのでおすすめです。
パンも白いパンより玄米パンや雑穀パンを選ぶと良いでしょう。

9.炭酸飲料を飲む

喉の不快感をスッキリさせてくれるため、つわり症状の軽減に役立ちます。糖分が食事などで摂れている状態なら、血糖値の急上昇や虫歯予防の観点からも無糖の炭酸水がお勧めです。炭酸水を飲み慣れていない方は、まずは柑橘類のフレーバーが入ったものなどを試してみるといいでしょう。甘いのがいいようであれば100%果汁ジュースの炭酸飲料もありますので、過剰摂取には気を付けながら自分の飲みやすいものを選ぶと良いでしょう。

10.果物を食べる

果物類は調理の手間が無い上に、水分が豊富で、糖分やビタミンなどの栄養も含まれていますので食事がきちんと摂れない時にはおすすめの食べ物になります。特に、スイカや梨、グレープフルーツ、イチゴなどは水分が多く、かつサッパリしていて食べやすいのでおすすめです。
ビタミンCは骨や血管を作るのに必要なコラーゲン生成に深く関わっているので、赤ちゃんはビタミンCを沢山消費します。更に、ホルモン分泌にも関係しており、妊娠を安定させるのに欠かせない栄養素です。

11.冷ましてから食べる

つわり中はにおいに敏感になり、においで吐いてしまうこともあります。冷ました食べ物の方が、湯気と一緒にあがってくるにおいで気持ち悪くなるということも無いので食べやすいです。同じ素うどんでも、温かいつゆのうどんと冷ましたぶっかけうどんでは食べやすさが全然違います。

12.冷たいものを食べる

アイスクリームやシャーベット、冷たいトマトなどは喉がスッキリするのでつわりを軽減してくれます。氷を口にくわえるのも効果があります。
ただし、身体を冷やすのは良い事ではありませんので、冷え性のお母さんはくれぐれも冷えには気を付けるよう工夫してから食べるようにして下さい。

13.ゼリーを食べる

つるりとした食感で飲み込みやすいゼリーはつわり中でも食べやすく、さっぱりした味のものはつわりのムカムカを軽減してくれます。特に、食物繊維が豊富でローカロリーな蒟蒻ゼリーはおすすめです。
食事が何も食べれてないような時には、ウィダーinゼリーなどの栄養補給ができるタイプのゼリーもおすすめです。ビタミンやミネラル、アミノ酸、カロリーなど、目的別のゼリーが売っていますので、肉や魚が食べられない時はアミノ酸入り、野菜などがあるものが食べられない時はビタミン入りなど、栄養素別に選んでもいいでしょう。

14.ゼリーや果物を冷凍して食べる

冷たいものが効果があると前述しましたが、アイスクリームなどは糖分やカロリー、添加物も気になりますので、1日に何個も食べたりするのはおすすめできません。
個人的に効果が高かったのが凍らせた小さい蒟蒻ゼリーをムカムカする時に食べるという方法でした。小さいのに1つ食べるだけで長い時間効果があった上、カロリー控えめで食物繊維も豊富なので1日に何個か食べても問題ありません。
小ぶりのみかんなどを冷凍しておいて、そのまま食べるのはもちろん、ヨーグルトなどに投入するのも効果的でした。

15.歯磨きをする

口の中をスッキリさせることで吐き気やムカつきが治まります。マウスウォッシュも効果的です。
実際私自身も一日何回も歯磨きをしていました。ただ、歯磨きを何度もガシガシしてしまうのは歯や歯茎に良くありませんので、つわり軽減目的のブラッシングは歯や歯茎に負担のない程度に優しくする事を心がけましょう。

16.芳香浴をする

自分の好きな香りのアロマで芳香浴をすることで、気分が落ち着き、つわりを軽減させることができます。食べ物のにおいによるつわりがひどい方や、精神的に落ち込むようなつわり症状の方に効果的です。
ディフューザーやアロマポットを用意するのもいいですが、ひとまずお試しにマグカップなどにお湯を入れてアロマオイルを数滴垂らしてみる事から始めると良いでしょう。
ただし、アロマオイルの中にはホルモンに作用するようなものもあるため、妊婦でも使えるアロマオイルを選ぶようにしましょう。

17.ハーブティを飲む

ハーブティは香りもよく、飲み心地もスッキリしている上、リラックス効果があるのでつわりを楽にしてくれます。ローズヒップやペパーミントが香りや飲み口が爽やかでつわり軽減にお勧めです。
アロマオイル同様、ハーブにも子宮収縮効果があるものなど妊娠中には控えた方がいいものがありますので気を付けましょう。

18.ゆったりした服を着る

つわり中は身体にフィットする服を着るだけでも気持ち悪くなってしまう事があります。まだお腹が大きくなっていなくても、ワンピースやマタニティウェアを着るのがおすすめです。

19.カップ付きウェアを着る

個人差はありますが、妊娠初期から胸が張り始め、胸周りをしめつけるブラジャーによって気分が悪くなる人も居ます。
私自身がそうで、妊娠初期からカップ付きタンクトップやキャミソールを着用するようになり、ブラジャーは一切つけなくなりました。中期に入る時くらいからは普通のカップ付きタンクトップも苦しく感じるようになり、マタニティ用のカップ付きウェアを着用していました。カップ付きワンピースも楽でおすすめです。

20.運動をする

激しい運動はいけませんが、適度に身体を動かす事はつわりの症状緩和に効果的です。
ストレッチやウォーキングなど、軽めの運動をするのもいいですし。なるべく階段を使うようにするなど、日常生活で身体を動かすよう工夫するのもいいでしょう。
ただし、お腹が張りやすいなど体質には個人差がありますので、運動をする際には主治医に相談してからにしましょう。

21.手浴・足浴をする

つわり中は脱水しやすく、貧血になりやすいため、長風呂はあまりよくないとされています。そんな場合は手浴、足浴などの部分浴がおすすめです。手先・足先だけでなく、全身の血行がよくなるので、つわり軽減に効果があります。
洗面器などに40度くらいのお湯を張り、10分程度温めると良いでしょう。

22.ツボ押しをする

つわりに効果のあるツボがいくつかあります。
「内関」:内臓の働きに関係するツボで、手首の付け根のしわのある部分の中央から指をひじにむかって三本置いたところにあります。
「裏内庭」:食あたりの症状に効果のあるツボで、足の人差し指を折り曲げた時にその指先の先端がつくところにあります。
「足の三里」:むくみなどに効果のあるツボで、膝の外側で、お皿の下から指4本分位下にあります。膝を曲げると膝の骨の少し下にくぼみがあるのがわかりますが、そこが脚の三里です。

23.通勤時間をずらす

つわり中は食べ物だけでなく、他人のにおいにも敏感になります。また、まだお腹は大きくなくても、胸やお腹を押されたりすると気持ち悪くなる事が多いです。電車通勤の人は出来る限り人が少ない時間帯の電車に乗るようにしたり、混み合わない車両に乗ったりする事をおすすめします。

24.PC、スマホを見るのを控える

目の疲れや首こり、肩こりなどから、つわり中の頭痛や吐き気が酷くなってしまう事があります。
スマホの使用はほどほどに。仕事上PC画面を見る機会が多い方は、数時間おきに目を休ませるようこころがけましょう。ホットアイマスクなどを使うのもおすすめです。首こり、肩こり対策にストレッチを行うのも良いでしょう。

25.ネットスーパーや食材宅配を利用する

つわり中は重いものを運ぶのも辛いですし、スーパーのお総菜コーナーのにおいや人のにおいに具合が悪くなってしまうようなケースもあります。ネットスーパーを利用すると、スーパーでの買い物と同様の事がネット上でできます。「自分で見ないと品質が不安」「配送料が高いのでは?」と思う方も居るかと思いますが、最近は業者も増えてきた事もあってか、質がいいものがちゃんと届きますし、配送料も安価で、一定料金超えれば無料というところが多いです。思い切って一度利用してみる事をおすすめします。

26.食事宅配サービスを利用する

つわりが酷い時は食事の用意をする事も辛くなります。コンビニ弁当や総菜という手もありますが、家族の栄養面も考えて食事宅配サービスを利用するのもいいかと思います。食自宅配サービスには、用途に応じて色々なメニューが選べ、食塩量やカロリー、品目数などがはっきりしているので、栄養面のサポートにはとても適したサービスです。

27.部屋の空気を入れ替える

窓を閉め切っている状態だと、知らず知らずににおいがこもり、つわりを助長させます。定期的に窓を開け、新鮮な空気に入れ替えましょう。空気清浄機を使うのもお勧めです。

28.横になる習慣をつける

少しの時間でも横になったり昼寝をとったりする事でつわりを軽減できます。仕事をしてる人も、休憩時間を利用して身体を休めるようにしましょう。

29.他の事に夢中になる

つわりでつらい事や栄養に対する不安ばかりを考えていると余計に症状が悪化します。精神状態が落ち込むのもつわりの症状の1つです。クロスワードや読書、映画など気持ちを何か別の事に向けてみましょう。自作のベビー用品を作ったり、マタニティフォト用のグッズを作ったり、今後のマタニティライフが楽しくなるような事に集中するのがおすすめです。

30.周りに頼る

つわりには、周りでも比較的わかりやすい吐き気だけではなく、眠気や倦怠感、集中力の低下や、精神的な落ち込みなど、一見してもわかりにくい症状があります。それを周りに理解してもらえていない事は、ある意味吐き気などの身体的症状よりも辛いです。
旦那さんなど身近な人はもちろん、職場の同僚や上司にも自分の状態を知って貰って、適度に頼る事が大事です。「つわりは病気じゃないから頑張らなきゃ」「迷惑をかけられない」と1人で抱え込んでいると軽減できるはずの症状もやわらげる事はできず、1番大事にしなければならないはずの赤ちゃんを守っている自分の身体が悲鳴をあげてしまいます。
職場の環境によっては全員に理解してもらう事などは難しいかもしれませんが、せめて近い関係の人などにはきちんと話をして、精神的に楽になれる場を自分で作るようにしましょう。

つわりの症状・原因・ピークを知ろう

つわりとは

つわりとは、妊娠初期から始まる妊娠期特有の生理的現象の事で、吐き気・嘔吐を代表とした様々な不快症状を指します。50~90%のお母さんが経験していると言われていますが、その症状や程度については実に様々です。

つわりの症状

つわりには大きく個人差があり、実に色々な症状があります。例えば同じ空腹感に吐き気をもよおす場合でも、食べることによって楽になるケースと、食べて嘔吐してしまうケースなど様々です。また、全くつわりが無い人から、薬を処方される人、入院を余儀なくされる人までその程度にも大きな差があります。

①吐き気・嘔吐

つわりの症状で最も多いのが吐き気・嘔吐です。テレビなどで急に口を押さえて気分が悪くなり、妊娠に気付くといった表現がよくありますが、その位突然吐き気がやってきます。吐き気・嘔吐の程度や種類は様々で、空腹時に吐き気を感じる場合もあれば、においなどをきっかけに気持ち悪くなる場合や、何もしていなくても一日中吐いてしまうような場合まであります。
吐きつわりは母体に対し筋肉・神経系統を挙上させ、体内に胎児のための領域・スペースを作る働きがあるため嘔吐を無理に我慢する必要はないと言われています。

②胃のもたれ・むかつき

吐き気や嘔吐がなくとも、胃が痛くなったり、胸焼けがしたりします。激しい胃痛を伴うときもあります。女性ホルモンの影響から胃の働きが弱くなるために起こる現象で、中にはげっぷつわりといって、胃のむかつきなどに加え、げっぷが断続的に出るといった症状もあります。

③倦怠感

つわり中の倦怠感は、理由もはっきりしないのにだるいのが特徴です。妊娠初期で吐き気もないのに毎日体が重たくてだるいときは、つわりの倦怠感かもしれません。倦怠感がつわりだと気がつかないと、「だらけている」「甘えている」と勘違いされるという意識がストレスにもなり、逆に自分を奮い立たせようと無理をしたり我慢をしがちです。そうなると、つわり期で終わる倦怠感がいつまでも続き、うつ病に発展することも考えられます。
嘔吐や発熱などがなくても、倦怠感はつわり症状だと知ることが大切です。赤ちゃんのためにしっかり休息とリラックスを心掛けましょう。

④嗜好の変化

妊娠した途端に今まで好きだったものが苦手になったり、逆に苦手だったものが食べたくなることがあります。特に特定の気にいったものばかり食べたくなるケースが多いです。これは安定期に入ってからも継続することがあります。カロリー、糖分や塩分など摂取量を気にしていれば我慢しなくても大丈夫です。

④匂いに敏感になる

妊娠すると、何故かにおいに敏感になるお母さんが多いです。食べ物だけでなく、お香など独特の香りがある室内には入れなくなることもあり、我慢できずに嘔吐感がこみ上げることもあります。洗濯洗剤や柔軟剤も特定の香りしか受けつけなくなったり、掃除用の洗剤で気分が悪くなることもあります。普段は全く気にならないような匂いにも身体が反応するようになる場合もあるので、マスクをしたり、自分のお気に入りの匂いをつけたハンカチなどを持ち歩いて当てたり、自分なりの対処法を見つける事が大切です。

⑤頭痛

妊娠中は頭痛に悩まされることがあります。これもつわりの症状の1つです。原因はホルモンバランスの変化や、ストレス、肩こり、貧血、水分不足など、様々挙げられています。妊娠初期の頭痛に挙げれられる原因としては、ホルモンバランスの変化が多いです。色々な原因が考えられますので、対策も考えられる原因に応じて色々と試してみるのが吉でしょう。「妊娠中だから薬が飲めない」と我慢せず、酷い場合は産院の先生に相談しましょう。妊娠中にも飲める薬や漢方を処方してもらう事もできます。

⑥眠気

眠気も多くのお母さんが経験する症状で、なんとなく常に眠気があるという程度の場合もあれば、いくら眠っても眠くて起きていられないというケースもあります。つわりの眠気はやっかいで、しっかり睡眠をとって睡眠不足にならないように心掛けていても日中眠くなってしまいます。もちろん疲労や睡眠不足が続いている時は起床も大変です。つわりが原因の眠気は気分転換や我慢することで多少は改善されますが、また翌日は眠気がやってきます。日中に短時間でも休息できる時間を作っておくと安心です。

⑦便秘・下痢

ホルモンの関係から、妊娠中は便秘に偏りがちです。便秘はつわりを悪化させるといわれています。また、逆に下痢に近い状態になる人もいます。

⑧精神的不安定

原因不明のイライラや憂鬱などがみられ、少しのストレスにも耐久性がなくなります。つわりが原因で不安定になっているのか、精神的不安定からつわりが酷くなってるのか、つわり自体の事がはっきり解明されていないためよくわかりませんが、長期の吐き気と不具合を伴う人は精神的な消耗も少なくないようです。
気持ちが不安定だと感じた時はあまり無理をしないようにこころがけましょう。気分転換したり、周りの人に甘える事も大切です。

つわりにはこれといった決まった症状があるわけではなく、上記症状をミックスしたような症状が起こると考えていいのかと思います。
私の場合、大好きなビールを美味しいと思えなくなった事に加え、定番ともいえる突然の吐き気・嘔吐から妊娠に気付きましたが、その後は嘔吐症状はあまり無く、胃もたれから来る吐き気とげっぷつわりによる食欲不振がひどかったです。そのためつわりの時期は偏食が進みました。一般的に酸っぱいものを食べたくなると聞く事が多いのですが、私の場合は毎日欠かさず食べていた納豆が全く食べれなくなり、バニラアイス、ファーストフードのフライドポテト、たらこスパゲティが無性に食べたくなりました。カロリー・糖分・塩分の大敵過ぎて笑えますが、量を少なめにして野菜たっぷりのスープと一緒に摂るとか工夫し乗り越えました。それでも、つわりであまり食べれないにも関わらず体重は順調に増加する結果となりましたが、我慢してストレスを感じるよりは工夫しつつ好きなものを食べた方がきっとお腹の赤ちゃんに良い!というのが私の見解(言い訳)です。
また、酷い眠気と頭痛も悩みのタネでした。

つわりの原因

実はつわりの原因ははっきりと分かっていませんが、以下のような原因が仮説として挙げられています。

①hCGの急激な分泌

妊娠が成立すると、受精卵の一部からhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが急激に分泌されます。このhCGは黄体を刺激してプロゲステロンの分泌が低下しないようにしています。これにより、受精卵は成長し妊娠を維持させているのです。
ところが、あまりにも急激に増加するため体がついていかずにつわりがおこるのではないかという説があります。しかし、つわりの重症度が必ずしもhCGの分泌量と一致しないため、hCGだけがつわりの原因ではないと考えられています。

②体の拒絶反応

妊娠は自然の摂理に従ったものとはいえ、妊娠初期の体はまだ受精卵を異物として認識し、一種のアレルギー反応としてつわりが出てしまうのではないかという説があります。

③自律神経の乱れ

妊娠により急激に体が変化するため心が追いつかず、自立神経が乱れることによってつわりがおこるのではないかといわれています。

④妊娠を維持させるための防衛反応

妊娠を維持させ、流産を防ぐために、つわりによって体をあまり動かさないようにしているという説や、体に悪いものを排除させるために吐き気・嘔吐が起こるのではないかという説があります。

このように色々つわりには色々な説がありますが、原因はこれら全てなのかも知れませんし、全く違う原因があるのかも知れません。

つわりの期間やピーク

つわりは早い人で妊娠5週頃から感じ始め、9週前後がピーク、11週頃から少しずつ軽くなっていき、胎盤が出来上がる15週~16週くらいに終わるお母さんが多いです。このつわりのピークは、先ほど原因の項目でお話ししたhCGの値がピークに達する時と同じで、hCGがつわりの原因と言われる要因でもあります。しかし、ピークを過ぎ、安定期に入ってからもつわりが続くお母さんもいますので、その辺りも非常に個人差があります。
私自身、安定期に入ってからも軽いつわり症状が続き、そのまま「後期つわり」へと移行したような状態になりました。後期つわりとは、大きくなった子宮が胃や腸などの器官を圧迫し、吐き気、胃痛、胃もたれ、げっぷなどの症状を起こしてしまうものです。もともとげっぷつわりが酷かった私にとってはほぼ変わらない症状とも言えます。一般的には妊娠後期に入ってから始まると言われていますが、妊娠23週目あたりから始まるお母さんもいるようです。私の場合はつわり症状が続いていたのでどこからが後期つわりだったのかははっきりしません。ただ、ちょうど23週目辺りには気付くと例の極端な偏食はなくなり、納豆も食べれるようになっていたので、この頃には後期つわりに移行していたのかもしれません。

つわりが酷い場合は無理しないで!

つわりが辛いときは、我慢せずに産院に相談しましょう。「皆が経験する事だし」「甘えてはいけない」と、特に初めての出産のお母さんは頑張ってしまいがちです。しかし、つわりで水分や食べ物が摂れないとミネラルや電解質が不足しがちになり脱水状態に陥ったりする事もあります。病院で糖分や電解質の入った点滴をしてもらったり、つわりを楽にするような漢方を処方してもらうことができます。
更に、次のような症状がある場合はすぐに病院に行くようにしてください。

①一日中吐いている

②水分も全く摂れない

③体重が4kg以上痩せた

④おしっこの量が少ない

⑤ふらふらして日常生活がままならない

以上のような症状がある場合、妊娠悪阻という病気が疑われ、入院が必要になるケースもあります。妊婦健診を待たずに速やかに受診しましょう。

●妊娠悪阻

妊娠悪阻とはつわりが重症化し治療が必要になった状態で、最悪の場合意識障害などを引き起こすこともある危険な病気です。約1〜5%のお母さんが経験すると言われていて、妊娠悪阻の原因もつわりと同じ仕組みだと考えられています。
つわりと妊娠悪阻を区別する明確な基準はありませんが、症状の重さである程度区別できます。つわりの場合は、主に吐き気や嘔吐、倦怠感、眠気などですが、症状は一過性で、治療するまでもなく我慢できる程度で済みます。しかし、妊娠悪阻は何度も嘔吐を繰り返し、ほとんど食事ができないという状態が1日中続くのが特徴です。特に重度の妊娠悪阻は、「重症妊娠悪阻」と呼ばれることもあります。
妊娠悪阻の症状は、以下のように第1期から第3期へと段階的に悪化するので、できるだけ早く対処することが大切です。

①第1期

何度も嘔吐を繰り返す、あるいは食べ物をほとんど食べられないといった摂食障害が見られます。脱水症状による口の渇き、だるさ、めまい、便秘などが起こりやすくなり、体重が減少し始めます。

②第2期

第1期の症状が悪化します。飢餓状態のせいで体内の脂肪をエネルギーとして分解するので、その残りカスとして体内のケトン体が増加し、尿中にもケトン体が現れます。また、尿蛋白も出て、代謝異常による中毒症状なども見られます。

③第3期

めまい・幻覚・幻聴などの脳神経症状が現れ、肝臓や腎臓にも機能障害が見られます。妊娠継続が難しくなり、母体を守るために人工妊娠中絶を行わなければならないケースもあります。この段階まで適切な治療が行われないと、脱水症状や飢餓状態による意識障害などを起こし、お母さんも命の危険にさらされます。

程度によって治療法は異なりますが、妊娠悪阻と診断された場合は軽度であっても入院して安静にしながら治療するのが基本です。症状によって入院期間は異なり、数日で済む人もいれば数ヶ月以上入院する人もいます。
いずれにしろ、辛さを感じたら早めに受診する事が大切です。

まとめ

つわりの時期はお腹もまだ目立たないので、症状がひどくても外見上は今までと変わりなく見えるものです。そのせいで、周囲からは「ただ甘えているだけじゃないのか」といった偏見の目で見られてしまうこともあります。しかし、前述したようにつわりの悪化で妊娠悪阻という母体や胎児を危険な状態に晒す事態に陥る事もあります。自分の身体の事は自分がよく知っています。周囲の目に左右されず、何かあったらすぐに産院を受診するようにしましょう。
つわりが一人一人違うという意識も大切です。身近なお母さん先輩から話を聞いてみて参考にするのもいいですが、つわりを乗り切る方法を自分なりに色々試してみたりするのも、マタニティライフの一環として楽しむように過ごせたら幸せだと思います。